Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説

AZ-104:Microsoft Azure Administrator

正解 A問題
分野5:Azure リソースの監視と保守 タスクステートメント5.2:バックアップと回復の実装
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問題文と選択肢
家具・インテリアの EC サイトを運営するノザワインテリアの Azure サブスクリプションには、次のリソースがあります。
・仮想マシン vm-app01(リージョン: 東日本)
・ストレージアカウント st-media01(リージョン: 西日本)。この中に、BLOB コンテナー ctnr-photos とファイル共有 share-catalog を作成済み
・Azure SQL Database sqldb-orders(リージョン: 東日本)
・Recovery Services コンテナー rsv-east(リージョン: 東日本)

rsv-east にバックアップ対象として登録できるリソースはどれですか。
  • vm-app01 のみ
  • vm-app01 と share-catalog のみ
  • vm-app01 と ctnr-photos のみ
  • vm-app01 と sqldb-orders のみ
  • vm-app01、sqldb-orders、share-catalog のみ
解説 頻出度★★★★★
この問題は、「Recovery Services コンテナー × 対象ワークロードの種類 × リージョン」の 2 つの条件で各リソースをふるいにかけ、対象ワークロード(Azure VM・VM 内の SQL Server/SAP HANA・Azure ファイル共有など)に含まれ、かつコンテナーと同じリージョンにあるものだけを選べるかがポイント
正解

A. vm-app01 のみ

vm-app01 はAzure VMで、Recovery Services コンテナーの代表的な対象ワークロードです。しかも rsv-east と同じ東日本にあるため登録できます。

残りの 3 つはいずれも登録できません。sqldb-orders(Azure SQL Database)は同じ東日本にあってもRecovery Services コンテナーの対象ワークロードではなく、ctnr-photos(BLOB)はバックアップ コンテナー (Backup vault) 側で扱うワークロード、share-catalog(Azure ファイル共有)は対象ワークロードではあるものの西日本のストレージアカウントにあり、別リージョンのコンテナーへはバックアップできません。よってvm-app01 のみが正解です。

B. vm-app01 と share-catalog のみ

Azure ファイル共有は Recovery Services コンテナーの対象ワークロードなので、「種類」の確認だけなら候補に見えます。

しかし share-catalog が属する st-media01 は西日本にあり、rsv-east は東日本です。Azure Backup のバックアップはリージョン内で行い、異なるリージョンのコンテナーにはバックアップできません。リージョンの確認を飛ばした場合の誤答です。

C. vm-app01 と ctnr-photos のみ

BLOB(ctnr-photos)のバックアップは、Recovery Services コンテナーではなくバックアップ コンテナー (Backup vault) で構成するワークロードです。Recovery Services コンテナーの対象ワークロードには含まれないため、rsv-east には登録できません。

加えて st-media01 は西日本にあり、リージョンも一致していません。「ストレージアカウントの中身なら同じように守れる」とファイル共有と BLOB を同一視すると引っかかります。

D. vm-app01 と sqldb-orders のみ

Recovery Services コンテナーが扱う SQL はAzure VM 上で動く SQL Server(SQL Server in Azure VM)であり、PaaS のAzure SQL Database は対象ワークロードに含まれません。

sqldb-orders は rsv-east と同じ東日本にあるので、リージョンは理由になりません。対象外の理由は「Recovery Services コンテナーの対象ワークロードではない」という一点です。Azure SQL Database は、サービスに組み込まれた自動バックアップ(ポイントインタイムリストア)と長期保有 (LTR) で保護します。

E. vm-app01、sqldb-orders、share-catalog のみ

「Recovery Services コンテナーは VM・SQL・ファイル共有を扱う」という名前レベルの知識だけで選んだ場合の答えで、2 つの見落としがあります。

1 つ目は、sqldb-orders は PaaS の Azure SQL Database であり、対象の「Azure VM 上の SQL Server」とは別物であること。2 つ目は、share-catalog は対象ワークロードでも西日本にあり、東日本の rsv-east にはバックアップできないこと。どちらか一方でも気づけば消せる選択肢です。

これだけ覚える(記憶フック)
RSV は「種類が対象」かつ「同じリージョン」の 2 段チェック。PaaS の SQL と BLOB は RSV ではない。
正解への思考ルート 問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。
要件 判断ポイント
仮想マシン vm-app01(東日本) Azure VM は Recovery Services コンテナーの対象ワークロードで、rsv-east と同じリージョンなので登録できる
→選択肢(A・B・C・D・E)は候補
Azure SQL Database sqldb-orders(東日本) リージョンは一致するが、Azure SQL Database は RSV の対象ワークロードではない(対象は Azure VM 上の SQL Server)
→選択肢(D・E)を消す
BLOB コンテナー ctnr-photos(st-media01 内・西日本) BLOB のバックアップはバックアップ コンテナー (Backup vault) で扱う。RSV には登録できない
→選択肢(C)を消す
ファイル共有 share-catalog(st-media01 内・西日本) Azure ファイル共有は RSV の対象だが、バックアップはリージョン内で行い、東日本の rsv-east には登録できない
→選択肢(B・E)を消す
Recovery Services コンテナー rsv-east(東日本)に登録できるもの 「対象ワークロードである」かつ「同じリージョンにある」の両方を満たすのは vm-app01 だけ
→選択肢(A)が正解
ひっかけポイント
  • sqldb-orders は rsv-east と同じ東日本に置かれているため、リージョンだけを見ると登録できそうに見える。判定の決め手はPaaS の Azure SQL Database と Azure VM 上の SQL Server の区別
  • share-catalog は「Azure ファイル共有は RSV で守れる」という知識だけで選ぶと誤る。種類が正しくてもリージョンが違えば登録できない
  • ストレージアカウント st-media01 の中にあっても、ファイル共有(RSV)と BLOB(Backup vault)でコンテナーの種類が異なる。同じストレージアカウント内のデータでもバックアップの仕組みは別
  • 選択肢 E は「VM・SQL・ファイル共有」という RSV の看板ワークロードを並べた名前合わせの誤答。種類とリージョンの 2 段チェックを 1 つずつ当てる
出題バリエーション 同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。
問題文がこう変わったら 正解はこう変わる
「st-media01 のリージョンが東日本だった」 share-catalog も登録でき、vm-app01 と share-catalogが正解になる(ctnr-photos は引き続き Backup vault の担当)。
「sqldb-orders がAzure VM 上の SQL Server(東日本)だった」 SQL Server in Azure VM は RSV の対象ワークロードなので、そのデータベースも rsv-east に登録できる。
「ctnr-photos(BLOB)をバックアップしたい」 st-media01 と同じ西日本にバックアップ コンテナー (Backup vault) を作成して構成する。
「西日本の share-catalog をバックアップしたい」 西日本に Recovery Services コンテナーを作成して登録する(コンテナーのリージョン間の移動はサポートされない)。
「Azure SQL Database を数年単位で保管したい」 Azure Backup ではなく、Azure SQL Database 自身の長期保有 (LTR) ポリシーを構成するのが正解軸。
関連サービスの解説 Azure Virtual Machines (Azure 仮想マシン)
Azure Storage
Azure Backup
リファレンス この問題を解くために必要な知識を扱う公式ドキュメントです。
知識項目 公式ドキュメント
Recovery Services コンテナーの対象ワークロードとバックアップはリージョン内で行うこと Azure Backup のサポート マトリックス
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No.14 解説
家具・インテリアの EC サイトを運営するノザワインテリアの Azure サブスクリプションには、次のリソースがあります。
・仮想マシン vm-app01(リージョン: 東日本)
・ストレージアカウント st-media01(リージョン: 西日本)。この中に、BLOB コンテナー ctnr-photos とファイル共有 share-catalog を作成済み
・Azure SQL Database sqldb-orders(リージョン: 東日本)
・Recovery Services コンテナー rsv-east(リージョン: 東日本)

rsv-east にバックアップ対象として登録できるリソースはどれですか。
  • vm-app01 のみ
  • vm-app01 と share-catalog のみ
  • vm-app01 と ctnr-photos のみ
  • vm-app01 と sqldb-orders のみ
  • vm-app01、sqldb-orders、share-catalog のみ

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