Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説
AZ-104:Microsoft Azure Administrator
問題文と選択肢
- vnet-tokyo(東日本): VM-T1、VM-T2、VM-T3 が接続
- vnet-osaka(西日本): VM-O1 が接続
- vnet-sg(東南アジア): VM-S1 が接続
Azure Network Watcher の接続モニター(Connection Monitor)を使用して、5 台すべての仮想マシンを送信元として、オンプレミスネットワークへの接続状況を監視したいと考えています。
この要件を満たすために作成する必要がある接続モニターの最小数はいくつですか。
- 1 つ
- 3 つ
- 5 つ
- 6 つ
A. 1 つ
「1 つの接続モニターで全リージョンの VM をまとめて監視できる」と考えた選択肢ですが、誤りです。
接続モニターはリージョン固有の Azure リソースで、作成時に選んだリージョンに作成された VM しか送信元に選べません。
仮想ネットワーク同士がピアリングされていても、ExpressRoute で同じオンプレミスにつながっていても、この制約は変わりません。東日本・西日本・東南アジアの VM を 1 つの接続モニターの送信元にすることはできません。
B. 3 つ
正解です。送信元にしたい VM は、vnet-tokyo(東日本)に 3 台、vnet-osaka(西日本)に 1 台、vnet-sg(東南アジア)に 1 台と、3 つのリージョンに分かれています。
接続モニターは作成時に「リージョン」を選び、そのリージョンに作成された VM だけを送信元にできるため、リージョンごとに 1 つ、合計 3 つが最小数です。
同じリージョンの VM-T1〜VM-T3 は 1 つの接続モニターのテストグループにまとめて送信元として追加でき、宛先のオンプレミス(IP アドレスやオンプレミスのエンドポイント)も同じテストグループで指定できます。
C. 5 つ
「VM 1 台につき接続モニター 1 つ」と考えた選択肢です。
1 つの接続モニターには複数のテストグループを含められ、1 つのテストグループには複数の送信元を追加できます(同じリージョンの VM に限ります)。
東日本の VM-T1・VM-T2・VM-T3 は 1 つの接続モニターにまとめられるため、5 つは「最小数」ではありません。
D. 6 つ
VM 5 台に加えて宛先のオンプレミス側にも数を割り当てるなど、送信元・宛先の組み合わせやエンドポイントの数で接続モニターを数えた選択肢です。
送信元・宛先・テスト構成の組み合わせは、接続モニターの中の「テスト」という単位で表現されます。テストは別リソースではなく、接続モニター内で監視データを得る最小単位です。
接続モニターの数を決めるのは組み合わせやエンドポイントの数ではなく、送信元 VM が属するリージョンの数です。
接続モニターは送信元 VM のリージョンごとに 1 つ。台数でも宛先でもなく、リージョンを数える。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 5 台すべての VM を送信元にして、オンプレミスへの接続を監視したい | 接続モニターはリージョン固有のリソース。送信元に選べるのは同じリージョンに作成された VM だけ →選択肢(A)を消す |
| VM の配置は 東日本 3 台・西日本 1 台・東南アジア 1 台 | 数えるのは VM の台数ではなくリージョンの数(3) →選択肢(B)は候補 |
| 同じリージョン(東日本)に VM が 3 台ある | 1 つの接続モニターのテストグループに同じリージョンの複数の送信元をまとめられる →選択肢(C)を消す |
| 宛先は ExpressRoute で接続されたオンプレミスネットワーク | 送信元と宛先の組み合わせは接続モニター内の「テスト」で表現される。組み合わせが増えても接続モニターは増えない →選択肢(D)を消す |
| 問われているのは「最小数」 | 送信元 VM のリージョンごとに 1 つ=3 つ →選択肢(B)が正解 |
ひっかけポイント
- 「相互にピアリング」「ExpressRoute で接続」とネットワークがつながっていることが強調されているが、接続モニターの数を決めるのは到達性ではなくリソースのリージョン。「つながっているから 1 つで済む」とはならない
- 宛先には別リージョンの VM や外部アドレス(IP・URL・FQDN)も選べる。リージョンの制約がかかるのは送信元側なので、宛先の数を数える方向に迷わない
- 「VNet が 3 つだから 3 つ」と覚えると誤る。本問はたまたま VNet とリージョンが 1 対 1 なだけで、同じリージョンに VNet が複数あっても接続モニターは 1 つで足りる
- 旧来の接続モニター(クラシック)は非推奨となり使用できない。現行の接続モニターは Network Watcher から作成し、送信元 VM の監視拡張機能は作成時に自動で有効化される
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「VM 5 台がすべて東日本にある」 | 1 リージョンなので1 つで足りる。 |
| 「東日本の VM 3 台が別々の VNetに分かれている」 | リージョンが同じなら1 つにまとめられる。VNet やサブネットの数は関係ない。 |
| 「オンプレミスのサーバーを送信元にして Azure VM への接続を監視したい」 | オンプレミスのマシンを Azure Arc 対応にして Azure Monitor エージェントを有効にし、Azure 以外のエンドポイントとして送信元に追加する。 |
| 「2 地点間の到達性をその場で 1 回だけ確認したい」 | 継続監視の接続モニターではなく、Network Watcher の接続のトラブルシューティングを使う。 |
| 「1 サブスクリプション・1 リージョンで作れる接続モニターの上限」 | 100 個。1 つの接続モニターに含められるソースとターゲットは合計 100 まで。 |
リファレンス
この問題を解くために必要な知識を扱う公式ドキュメントです。| 知識項目 | 公式ドキュメント |
|---|---|
| 接続モニターはリージョン固有のリソースで、送信元はそのリージョンの VM のみ | 接続モニターを作成する - Azure Portal - Azure Network Watcher | Microsoft Learn |
- vnet-tokyo(東日本): VM-T1、VM-T2、VM-T3 が接続
- vnet-osaka(西日本): VM-O1 が接続
- vnet-sg(東南アジア): VM-S1 が接続
Azure Network Watcher の接続モニター(Connection Monitor)を使用して、5 台すべての仮想マシンを送信元として、オンプレミスネットワークへの接続状況を監視したいと考えています。
この要件を満たすために作成する必要がある接続モニターの最小数はいくつですか。
- 1 つ
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