AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説

データエンジニア-アソシエイト

正解 B問題
分野2:データストアの管理 タスクステートメント2.1:データストアの選択
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問題文と選択肢
ある決済処理会社は、オンプレミスで稼働している MySQL データベースを AWS クラウドへ移行しようとしています。データエンジニアリングチームは、東京リージョンの Amazon EC2 インスタンスにこのデータベースをインストールし、アタッチする Amazon EBS ボリュームには一貫して高い IOPS 性能を発揮できるボリュームタイプを選定したいと考えています。

決済処理という性質上、ピーク時でも一貫してサブミリ秒のレイテンシーを維持できること、およびボリューム単体で 99.999% の耐久性を備えていることが条件です。

このユースケースに最も適した EBS ボリュームタイプはどれですか。
  • スループット最適化 HDD (st1)
  • Provisioned IOPS SSD (io2)
  • 汎用 SSD (gp3)
  • コールド HDD (sc1)
解説 頻出度★★★★★
この問題は、「I/O 集約型のトランザクション DB × ピーク時も一貫したサブミリ秒レイテンシー × 99.999% の耐久性」の要件で、Provisioned IOPS SSD (io2) を選べるかがポイント

A. スループット最適化 HDD (st1)

スループット最適化 HDD (st1) は大きなブロックのシーケンシャルアクセス(MB/秒)に最適化された HDD で、ビッグデータ処理やログ処理が想定用途です。
データベースのようなランダムで小さな I/O が多数発生するワークロードではIOPS が桁違いに不足し、ヘッドのシークが発生するためレイテンシーも安定しません。
AWS もトランザクション処理には SSD 系ボリュームを使うよう案内しています。

正解

B. Provisioned IOPS SSD (io2)

Provisioned IOPS SSD (io2) は必要な IOPS を明示的にプロビジョニングして性能を保証できる唯一系統のボリュームで、AWS はユースケースとして「持続的な IOPS パフォーマンスを必要とするワークロード」「I/O 集約型のデータベースワークロード」を挙げています。
平均 500 マイクロ秒未満という一貫したサブミリ秒のレイテンシーを提供し、ピーク時でも性能がぶれません。
さらに99.999% の耐久性(gp3 や io1 の 99.8〜99.9% より 2 桁高い)を備えており、決済処理のようなミッションクリティカルな MySQL には最も適しています。

C. 汎用 SSD (gp3)

汎用 SSD (gp3) はベースライン 3,000 IOPS に加えて必要に応じて IOPS とスループットを追加でき、現在はボリュームあたり最大 80,000 IOPS まで拡張できるため、多くのデータベースで十分に使えます。
しかし耐久性は 99.8〜99.9% にとどまり、本問の「99.999%」という条件を満たせません
レイテンシーの一貫性(サブミリ秒の維持)も io2 ほどの保証はなく、コスト重視なら第一候補になりますが、本問の判断軸では選べません。

D. コールド HDD (sc1)

コールド HDD (sc1) はアクセス頻度が非常に低い大容量データ向けの最安クラスで、EBS の中で最も IOPS が低いボリュームタイプです。
ブートボリュームにも使えず、データベースのような日常的にアクセスされるワークロードは想定されていません。
コストだけを見て選ぶと、決済処理が I/O 待ちで滞留します。

これだけ覚える(記憶フック)
止められない DB の I/O は io2。HDD (st1/sc1) はストリーミング用、gp3 は汎用で耐久性 99.8〜99.9%。
正解への思考ルート 問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。
要件 判断ポイント
決済処理の MySQL(I/O 集約型のトランザクション DB) ランダムな小さい I/O が中心なのでSSD 系(gp3 / io2)が候補。HDD 系はシーケンシャル向け
→選択肢(A・D)を消す
ピーク時でも一貫してサブミリ秒のレイテンシー io2 は平均 500 マイクロ秒未満の一貫したレイテンシーを提供し、IOPS をプロビジョニングして性能を固定できる
→選択肢(B)が正解
ボリューム単体で 99.999% の耐久性 この耐久性を持つのは io2 だけ。gp3・io1 は 99.8〜99.9%
→選択肢(C)を消す
判断軸はコストではなく性能と耐久性 最安の sc1 や大容量ストリーミング向けの st1 はそもそも候補に入らない
→選択肢(A・D)を消す
ひっかけポイント
  • gp3 は現在ボリュームあたり最大 80,000 IOPSまで拡張できるため「IOPS が高い=gp3 で十分」と見えるが、99.999% の耐久性と一貫したサブミリ秒レイテンシーは io2 だけ。設問がどちらを問うているかを読む
  • st1 / sc1 は「HDD = 安い」以前にスループット(MB/秒)指向のボリューム。ランダム I/O の DB では IOPS が絶対的に足りない
  • 選択肢に io1 と io2 が並んだら io2。同等の価格帯で耐久性が 99.8〜99.9% から 99.999% に向上した後継であり、AWS も io2 を推奨している
  • 「一貫して」「持続的に」「予測可能な」という語は Provisioned IOPS のサイン。「コスト効率よく」「一般的なワークロード」なら gp3 のサイン
出題バリエーション 同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。
問題文がこう変わったら 正解はこう変わる
コストを最優先し、必要なのは 10,000 IOPS 程度」 汎用 SSD (gp3) が正解に。ベースライン 3,000 IOPS + 追加プロビジョニングで足りる。
「ログの大容量なシーケンシャル書き込みが中心」 スループット最適化 HDD (st1) が正解軸に(MB/秒 が効く用途)。
「めったにアクセスしないアーカイブデータを最安で保持」 コールド HDD (sc1)、さらに要件次第では Amazon S3 のアーカイブクラスが正解に。
「複数の EC2 インスタンスから同じボリュームへ同時アクセスしたい」 io2 のマルチアタッチ、共有ファイルシステムなら Amazon EFS / FSx が正解軸に。
「DB の運用負荷(パッチ・バックアップ・HA)を下げたい EC2 上の MySQL ではなく Amazon RDS / Amazon Aurora への移行が正解軸に変わる。
関連サービスの解説 Amazon EC2
Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)
リファレンス この問題を解くために必要な知識を扱う公式ドキュメントです。
知識項目 公式ドキュメント
io2 の用途・一貫したサブミリ秒レイテンシー・99.999% の耐久性 Amazon EBS ボリュームの種類
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No.14 解説
ある決済処理会社は、オンプレミスで稼働している MySQL データベースを AWS クラウドへ移行しようとしています。データエンジニアリングチームは、東京リージョンの Amazon EC2 インスタンスにこのデータベースをインストールし、アタッチする Amazon EBS ボリュームには一貫して高い IOPS 性能を発揮できるボリュームタイプを選定したいと考えています。

決済処理という性質上、ピーク時でも一貫してサブミリ秒のレイテンシーを維持できること、およびボリューム単体で 99.999% の耐久性を備えていることが条件です。

このユースケースに最も適した EBS ボリュームタイプはどれですか。
  • スループット最適化 HDD (st1)
  • Provisioned IOPS SSD (io2)
  • 汎用 SSD (gp3)
  • コールド HDD (sc1)

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