AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル
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AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル(SAP)の問題をカテゴリーやサービス毎に掲載しています。
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- AWS認定 クラウドプラクティショナー(CLF)
- AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト(SAA)
- AWS認定 ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル(SAP)
- AWS認定 SysOpsアドミニストレーター -アソシエイト(SOA)
AWS認定 ソリューションアーキテクト-プロフェッショナルとは、どういった位置づけの資格になるのでしょうか?
ここでは、そういった疑問に解答してきたいと思います。
AWS認定 ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル(SAP) 試験とは?
AWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP) 試験は、ソリューションアーキテクトの役割を担う個人を対象としています。この試験では、AWS Well-Architected Framework に基づいてAWS ソリューションを設計し、最適化することを課題とし、受験者の高度な技術スキルと経験を検証します。
※SAP以外のAWS認定資格については こちら を参照ください。
どんな能力があることを証明できる?
- 複雑な組織に対応する設計
- 新しいソリューションのための設計
- 既存ソリューションの継続的な改善
- ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速
試験内容
AWSサービスの特性に関する問題や企業の課題解決に対してどのAWSサービスを利用するのが最適化など、より実務に近い内容も出題されます。
分野 | 内容 | 比重 |
---|---|---|
分野1 | 複雑な組織に対応するソリューションの設計 | 26% |
分野2 | 新しいソリューションのための設計 | 29% |
分野3 | 既存のソリューションの継続的な改善 | 25% |
分野4 | ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速 | 20% |
-
第 1 分野: 複雑な組織に対応するソリューションの設計
1.1: ネットワーク接続戦略を設計する。-
対象知識:
- AWS のグローバルインフラストラクチャ
- AWS ネットワークの概念 (Amazon VPC、AWS Direct Connect、AWS VPN、推移的ルーティング、AWS コンテナサービスなど)
- ハイブリッド DNS の概念 (Amazon Route 53 Resolver、オンプレミス DNS 統合など)
- ネットワークセグメンテーション (サブネット、IP アドレス指定、VPC 間の接続など)
- ネットワークトラフィックモニタリング 対象スキル:
- 複数の VPC の接続オプションを評価する
- オンプレミス、コロケーション、クラウド統合の接続オプションを評価する
- ネットワークとレイテンシーの要件に基づいて AWS リージョンとアベイラビリティーゾーンを選択する
- AWS ツールを使用してトラフィックフローの問題を解決する
- サービス統合のサービスエンドポイントを活用する
1.2: セキュリティコントロールを規定する。-
対象知識:
- AWS Identity and Access Management (IAM) と AWS Single Sign-On
- ルートテーブル、セキュリティグループ、ネットワーク ACL
- 暗号化キーと証明書管理 (AWS Key Management Service [AWS KMS]、AWS Certificate Manager [ACM] など)
- AWS のセキュリティ、アイデンティティ、コンプライアンスのツール (AWS CloudTrail、AWS Identity and Access Management Access Analyzer、AWS Security Hub、Amazon Inspector など) 対象スキル:
- クロスアカウントアクセス管理を評価する
- サードパーティー ID プロバイダーと統合する
- 保存中のデータと転送中のデータに対する暗号化戦略を導入する
- セキュリティイベントの通知と監査を一元化するための戦略を策定する
1.3: 信頼性と耐障害性に優れたアーキテクチャを設計する。-
対象知識:
- 目標復旧時間 (RTO) と目標復旧時点 (RPO)
- 災害対策戦略 (AWS Elastic Disaster Recovery [CloudEndure Disaster Recovery]、パイロットライト、ウォームスタンバイ、マルチサイトの使用など)
- データのバックアップと復元 対象スキル:
- RTO および RPO 要件に基づいて災害対策ソリューションを設計する
- 障害から自動的に復旧するアーキテクチャを実装する
- スケールアップとスケールアウトのオプションを考慮し、最適なアーキテクチャを策定する
- 効果的なバックアップ/復元の戦略を設計する
1.4: マルチアカウント AWS 環境を設計する。-
対象知識:
- AWS Organizations と AWS Control Tower
- マルチアカウントイベント通知
- 環境間の AWS リソース共有 対象スキル:
- 組織の要件に最も適したアカウント構造を評価する
- 一元的なログ記録とイベント通知の戦略を推奨する
- マルチアカウントガバナンスモデルを開発する
1.5: コスト最適化と可視化の戦略を決定する。-
対象知識:
- AWS のコストおよび使用状況のモニタリングツール (AWS Trusted Advisor、AWS Pricing Calculator、AWS Cost Explorer、AWS Budgets など)
- AWS 購入オプション (リザーブドインスタンス、Savings Plans、スポットインスタンスなど)
- サイズ適正化のための AWS 可視化ツール (AWS Compute Optimizer、Amazon S3 StorageLens など) 対象スキル:
- AWS ツールでコストと使用量をモニタリングする
- コストを事業単位にマッピングする効果的なタグ付け戦略を策定する
- 購入オプションがコストとパフォーマンスに与える影響を理解する
-
第 2 分野: 新しいソリューションのための設計
2.1: ビジネス要件を満たす導入戦略を設計する。-
対象知識:
- Infrastructure as Code (IaC) (AWS CloudFormation など)
- 継続的インテグレーション/継続的デリバリー (CI/CD)
- 変更管理プロセス
- 構成管理ツール (AWS Systems Manager など) 対象スキル:
- 新しいサービスや機能のためのアプリケーションまたはアップグレードパスを決定する
- デプロイ戦略を策定し、適切なロールバックメカニズムを実装するためのサービスを選定する
- 必要に応じてマネージドサービスを採用し、インフラストラクチャのプロビジョニングやパッチ適用のオーバーヘッドを削減する
- 複雑な開発タスクとデプロイタスクを AWS にまかせ、高度なテクノロジーを利用できるようにする
2.2: 事業継続性を確保するソリューションを設計する。-
対象知識:
- AWS のグローバルインフラストラクチャ
- AWS ネットワークの概念 (Route 53、ルーティングメソッドなど)
- RTO と RPO
- 災害対策シナリオ (バックアップと復元、パイロットライト、ウォームスタンバイ、マルチサイトなど)
- AWS の災害対策ソリューション 対象スキル:
- 災害対策ソリューションを構成する
- データとデータベースのレプリケーションを構成する
- 災害対策テストを実行する
- 自動化され、費用対効果が高く、複数のアベイラビリティーゾーンおよび/またはAWS リージョンをまたいで事業継続性をサポートするバックアップソリューションのアーキテクチャを設計する
- 障害時もアプリケーションとインフラストラクチャの可用性を維持するアーキテクチャを設計する
- プロセスとコンポーネントを活用して一元的なモニタリングを行い、システム障害からプロアクティブに復旧する
2.3: 要件に基づいてセキュリティコントロールを決定する。-
対象知識:
- IAM
- ルートテーブル、セキュリティグループ、ネットワーク ACL
- 保管中のデータと転送中のデータの暗号化オプション
- AWS サービスエンドポイント
- 認証情報管理サービス
- AWS マネージドセキュリティサービス (AWS Shield、AWS WAF、Amazon GuardDuty、AWS Security Hub など) 対象スキル:
- 最小権限アクセスの原則に従った IAM ユーザーと IAM ロールを指定する
- セキュリティグループルールとネットワーク ACL ルールを使用したインバウンドおよびアウトバウンドのネットワークフローを指定する
- 大規模なウェブアプリケーションの攻撃対策戦略を策定する
- 保管中のデータと転送中のデータの暗号化戦略を策定する
- サービス統合のサービスエンドポイントを指定する
- 組織の規格への準拠を維持するためのパッチ管理戦略を策定する
2.4: 信頼性の要件を満たす戦略を策定する。-
対象知識:
- AWS のグローバルインフラストラクチャ
- AWS ストレージサービスとレプリケーション戦略 (Amazon S3、Amazon RDS、AmazonElastiCache など)
- マルチ AZ およびマルチリージョンアーキテクチャ
- オートスケーリングのポリシーとイベント
- アプリケーション統合 (Amazon Simple Notification Service [Amazon SNS]、AmazonSimple Queue Service [Amazon SQS]、AWS Step Functions など)
- サービスクォータと上限 対象スキル:
- ビジネス要件に基づいて可用性の高いアプリケーション環境を設計する
- 高度な技術を活用して障害に備えて設計し、シームレスなシステム回復性を確保する
- 疎結合依存関係を実装する
- 高可用性アーキテクチャを運用、保守する (アプリケーションのフェイルオーバー、データベースのフェイルオーバーなど)
- AWS マネージドサービスを活用して高可用性を実現する
- DNS ルーティングポリシーを実装する (Route 53 のレイテンシールーティングポリシー、位置情報ルーティング、シンプルルーティングなど)
2.5: パフォーマンス目標を満たすソリューションを設計する。-
対象知識:
- パフォーマンスモニタリングテクノロジー
- AWS のストレージオプション
- インスタンスファミリーとユースケース
- 目的別データベース 対象スキル:
- さまざまなアクセスパターンに対応した大規模アプリケーションアーキテクチャを設計する
- ビジネス目標に合わせて伸縮自在なアーキテクチャを設計する
- キャッシュ、バッファリング、レプリカでパフォーマンス目標を達成するための設計パターンを適用する
- 必要なタスクに特化したサービスを選択するためのプロセス方法論を策定する
- サイズ適正化戦略を設計する
2.6: ソリューションの目標と目的を達成するためのコスト最適化戦略を決定する。-
対象知識:
- AWS のコストおよび使用状況のモニタリングツール (Cost Explorer、Trusted Advisor、AWS Pricing Calculator など)
- 料金モデル (リザーブドインスタンス、Savings Plans など)
- ストレージ階層化
- データ転送コスト
- AWS が提供するマネージドサービス 対象スキル:
- インフラストラクチャを選択し、適切なサイズにする機会を特定し、リソースの費用対効果を上げる
- 適切な価格モデルを特定する
- データ転送のモデル化とサービスの選択を行い、データ転送コストを削減する
- 経費支出と使用状況を認識するための戦略を策定し、制御を実装する
-
第 3 分野: 既存のソリューションの継続的な改善
3.1: 全体的な運用上の優秀性を高めるための戦略を作成する。-
対象知識:
- アラートと自動修復の戦略
- 災害対策計画
- モニタリングとログ記録のソリューション (Amazon CloudWatch など)
- CI/CD パイプラインとデプロイ戦略 (ブルー/グリーン、オールアットワンス、ローリングなど)
- 構成管理ツール (Systems Manager など) 対象スキル:
- 最も適したログ記録とモニタリング戦略を決定する
- 改善の機会を特定する目的で現在のデプロイプロセスを評価する
- ソリューションスタック内の自動化の機会に優先順位を付ける
- 構成管理を自動化を可能にするために適切な AWS ソリューションを提案する
- 復旧アクションの理解をサポートし、演習するための障害シナリオアクティビティを設計する
3.2: セキュリティを向上させるための戦略を決定する。-
対象知識:
- データ保持、データ機密性、データ規制要件
- モニタリングと修正の自動化戦略 (AWS Config ルールなど)
- シークレット管理 (Systems Manager、AWS Secrets Manager など)
- 最小権限アクセスの原則
- セキュリティ固有の AWS ソリューション
- パッチ適用のプラクティス
- バックアップのプラクティスと方法 対象スキル:
- シークレットと認証情報を安全に管理するための戦略を評価する
- 最小権限アクセスについて環境を監査する
- 実装されたソリューションを見直し、すべてのレイヤーでセキュリティを確保する
- ユーザーとサービスの包括的なトレーサビリティを見直す
- 脆弱性の検出に対する自動対応に優先順位を付ける
- パッチと更新のプロセスを設計し、実装する
- バックアッププロセスを設計し、実装する
- 修復手法を採用する
3.3: パフォーマンスを改善するための戦略を決定する。-
対象知識:
- 高パフォーマンスのシステムアーキテクチャ (オートスケーリング、インスタンスフリート、プレイスメントグループなど)
- グローバルサービス (AWS Global Accelerator、Amazon CloudFront、エッジコンピューティングサービスなど)
- モニタリングツールのセットとサービス (CloudWatch など)
- サービスレベルアグリーメント (SLA) と重要業績評価指標 (KPI) 対象スキル:
- ビジネス要件を測定可能な指標に変換する
- 修復ソリューション候補をテストし、提案を行う
- 新しいテクノロジーとマネージドサービスを導入する機会を提案する
- ソリューションを評価し、要件に基づいてサイズの適正化を行う
- パフォーマンスのボトルネックを特定し、調査する
3.4: 信頼性を向上させるための戦略を決定する。-
対象知識:
- AWS のグローバルインフラストラクチャ
- データレプリケーション方法
- スケーリング方法論 (ロードバランシング、オートスケーリングなど)
- 高可用性と回復力
- 災害対策の方法とツール
- サービスクォータと上限 対象スキル:
- アプリケーションの利用増加と使用傾向を把握する
- 既存のアーキテクチャを評価し、信頼性が不十分な領域を特定する
- 単一障害点を修正する
- データレプリケーション、自己修復、伸縮自在な機能とサービスを実現する
3.5: コスト最適化の機会を特定する。-
対象知識:
- コスト意識の高いアーキテクチャを選択する (スポットインスタンスの利用、スケーリングポリシー、リソースのサイズ適正化など)
- 価格モデルの採用 (リザーブドインスタンス、Savings Plans など)
- ネットワークとデータ転送のコスト
- コスト管理、アラート、レポート作成 対象スキル:
- 使用状況レポートを分析し、使用率の低いリソースと使用率の高いリソースを特定する
- AWS ソリューションを活用して使用されていないリソースを特定する
- 予想される使用パターンに基づいて課金アラームを設計する
- AWS Cost and Usage Report をきめ細かく調査する
- コスト配分とレポート作成にタグ付けを活用する
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第 4 分野: ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速
4.1: 移行が可能な既存のワークロードとプロセスを選択する。-
対象知識:
- 移行アセスメントおよび追跡ツール (AWS Migration Hub など)
- ポートフォリオアセスメント
- アセットプランニング
- ワークロードの優先順位付けと移行 (ウェーブプランニングなど) 対象スキル:
- アプリケーション移行アセスメントを実施する
- 7 つの一般的な移行戦略 (7R) に従ってアプリケーションを評価する
- 総保有コスト (TCO) を評価する
4.2: 既存ワークロードの最適な移行アプローチを決定する。-
対象知識:
- データ移行のオプションとツール (AWS DataSync、AWS Transfer Family、AWS SnowFamily、S3 Transfer Acceleration など)
- アプリケーション移行ツール (AWS Application Discovery Service、AWS ApplicationMigration Service [CloudEndure Migration]、AWS Server Migration Service[AWS SMS] など)
- AWS ネットワークサービスと DNS (Direct Connect、AWS Site-to-Site VPN、Route 53 など)
- アイデンティティサービス (AWS SSO、AWS Directory Service など)
- データベース移行ツール (AWS Database Migration Service [AWS DMS]、AWS Schema Conversion Tool [AWS SCT] など)
- ガバナンスツール (AWS Control Tower、Organizations など) 対象スキル:
- 適切なデータベース転送メカニズムを選択する
- 適切なアプリケーション転送メカニズムを選択する
- 適切なデータ転送サービスと移行戦略を選択する
- 移行ツールに適したセキュリティ方法を適用する
- 適切なガバナンスモデルを選択する
4.3: 既存ワークロードの新しいアーキテクチャを決定する。-
対象知識:
- コンピューティングサービス (Amazon EC2、AWS Elastic Beanstalk など)
- コンテナ (Amazon Elastic Container Service [Amazon ECS]、Amazon Elastic KubernetesService [Amazon EKS]、AWS Fargate, Amazon Elastic Container Registry[Amazon ECR] など)
- AWS ストレージサービス (Amazon Elastic Block Store [Amazon EBS]、Amazon Elastic FileSystem [Amazon EFS]、Amazon FSx、Amazon S3、Volume Gateway など)
- データベース (Amazon DynamoDB、Amazon OpenSearch Service [Amazon ElasticsearchService]、Amazon RDS、Amazon EC2 のセルフマネージド型データベースなど) 対象スキル:
- 適切なコンピューティングプラットフォームを選択する
- 適切なコンテナホスティングプラットフォームを選択する
- 適切なストレージサービスを選択する
- 適切なデータベースプラットフォームを選択する
4.4: モダナイゼーションと機能強化の機会を決定する。 - サーバーレスコンピューティングサービス (AWS Lambda など)
- コンテナ (Amazon ECS、Amazon EKS、AWS Fargate など)
- AWS ストレージサービス (Amazon S3、Amazon EFS など)
- 目的別データベース (DynamoDB, Amazon Aurora Serverless、ElastiCache など)
- 統合サービス (Amazon SQS、Amazon SNS、Amazon EventBridge [Amazon CloudWatchEvents]、Step Functions など) 対象スキル:
- アプリケーションコンポーネントを切り離す機会を特定する
- サーバーレスソリューションの機会を特定する
- コンテナに適したサービスを選択する
- 目的別データベースの機会を特定する
- 適切なアプリケーション統合サービスを選択する
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対象知識:
受験概要(試験形式・試験場所・試験日程・受験料・合格基準・有効期限)
AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル(SAP)の試験概要は以下の通りです。
試験は、テストセンターまたはオンラインでPC操作で行います。
問題数は75問、試験時間は180分で、全て選択問題になります。
1問あたり約2分20秒ですので、時間的には余裕をもって解けるかと思います。
テストセンターの場合は、受験申し込みの際に以下のような感じで郵便番号を入力すると、最寄りのテストセンターが表示されます。
テストセンターの場合は場所によって異なります。
毎日行っているところもあれば、平日のみのテストセンターもありました。
40,000円(税別)
72%
3年間