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正解 A問題
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問題文と選択肢
ある金融機関では、顧客の問い合わせ内容を分析し要約レポートを生成する生成AIアプリケーションを構築する計画です。この機関は金融業界の規制に対応するため、データ処理中および処理後に顧客情報が外部に保存されないこと、処理データの暗号化が必須です。さらに、独自のカスタマイズを加えた基盤モデルへのアクセスが必要とされています。これらの要件を満たしつつ、基盤モデルを活用できるAWSサービスとして最も適切なものはどれですか。
  • Amazon Bedrock
  • Amazon Comprehend
  • Amazon Kendra
  • Amazon Textract
解説 頻出度★★★★★
この問題は、「基盤モデル(FM)へのアクセス × カスタマイズ(ファインチューニング) × データを外部に残さない × 暗号化」という要件から、生成AIのマネージド基盤である Amazon Bedrock を選べるかがポイントです。他の3つはいずれも基盤モデルを提供しないAIサービスです。
正解

A. Amazon Bedrock

Amazon Bedrock は、複数プロバイダーの基盤モデル(FM)にAPI経由でアクセスできるフルマネージドの生成AIサービスです。
プロンプトや推論データはモデルプロバイダーと共有されず、モデルの再学習にも使われません。またファインチューニングしたカスタムモデルは自社アカウント専用のコピーとして保持され、通信は転送中の暗号化、保管データは AWS KMS(カスタマー管理キー)で暗号化できます。
「基盤モデルの利用」「独自カスタマイズ」「データを外部に残さない」「暗号化」という金融規制対応の要件をすべて満たす唯一の選択肢です。

B. Amazon Comprehend

Amazon Comprehend は、テキストからエンティティ・キーフレーズ・感情などを抽出する自然言語処理(NLP)サービスです。
問い合わせ内容の分類や感情分析には有効ですが、基盤モデルへのアクセスやカスタマイズは提供せず、要約レポートを「生成」する用途にも向きません。
カスタム分類・カスタムエンティティ認識はできますが、これは分類器の学習であって基盤モデルのファインチューニングではありません。

C. Amazon Kendra

Amazon Kendra は、社内ドキュメントを対象としたインテリジェント検索(エンタープライズサーチ)サービスです。
関連文書や回答箇所を「探し出す」ことはできますが、基盤モデルそのものを提供・カスタマイズする機能はありません
RAG構成では Bedrock の検索側(情報源)として組み合わせて使われるサービスであり、単体で生成AIアプリケーションの基盤にはなりません。

D. Amazon Textract

Amazon Textract は、スキャン文書や画像からテキスト・フォーム・テーブルを抽出(OCR)するサービスです。
紙の申込書などをデジタル化する前処理には役立ちますが、要約の生成も基盤モデルのカスタマイズもできません
本問の「問い合わせ内容を分析し要約レポートを生成する」という中核要件に対して機能が不足しています。

これだけ覚える(記憶フック)
「基盤モデル+カスタマイズ」と来たら Amazon Bedrock。Comprehend/Kendra/Textract は生成AIの基盤ではない。
正解への思考ルート 問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。
要件 判断ポイント
独自のカスタマイズを加えた基盤モデルへのアクセスが必要 基盤モデル(FM)を提供しファインチューニング/継続的な事前学習ができるのは Amazon Bedrock だけ
→選択肢(A)が正解
問い合わせ内容の要約レポートを「生成」する Comprehend は分析、Kendra は検索、Textract は抽出。いずれも生成タスクのサービスではない
→選択肢(B・C・D)を消す
処理中・処理後に顧客情報が外部に保存されないこと Bedrock は入力データをモデルプロバイダーと共有せず、再学習にも使用しないと明記されている
→選択肢(A)が正解
処理データの暗号化が必須(金融規制対応) Bedrock は転送中の暗号化と AWS KMS による保管時の暗号化、カスタムモデルの暗号化に対応
→選択肢(A)が正解
ひっかけポイント
  • 「顧客の問い合わせ内容を分析し」の一語で Amazon Comprehend を選ぶのが罠。真の要件は要約レポートの生成基盤モデルのカスタマイズであり、Comprehend では満たせない
  • 金融規制・機密性という文脈から「AWSサービスに預けるのは危険」と考えて SageMaker 的な自前構築を探したくなるが、Bedrock はデータをプロバイダーと共有しない設計で要件を満たす
  • Amazon Kendra は「社内文書の検索」で強力だが、基盤モデルの提供元ではない。RAG では Bedrock と組み合わせて使うもので、単体では代替にならない
  • Amazon Textract は文書「入力」側の前処理サービス。OCR=生成AIではない点を混同しない
出題バリエーション 同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。
問題文がこう変わったら 正解はこう変わる
「大量のスキャンPDFからテキストと表を抽出したい」 Amazon Textract が正解に変わる。
「問い合わせの感情(ポジ/ネガ)や頻出トピックを集計したい」 Amazon Comprehend が正解軸に。
「社内マニュアルを根拠として検索し、その内容に基づいて回答させたい」 RAG(Amazon Bedrock ナレッジベース / Kendra との組み合わせ)が論点に。
「モデルをゼロから自前で学習し、インフラも細かく制御したい」 Amazon SageMaker AI が正解軸に変わる。
「モデルの応答から個人情報をマスクし、不適切な出力を抑止したい」 Amazon Bedrock ガードレールが正解に変わる。
関連サービスの解説 Amazon Bedrock
Amazon Comprehend
Amazon Kendra
Amazon Textract
リファレンス この問題を解くために必要な知識を扱う公式ドキュメントです。
知識項目 公式ドキュメント
Bedrock ガードレールによる機密情報(PII)のマスク・ブロック 機密情報フィルターを使用して会話から PII を削除する - Amazon Bedrock
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No.7 解説
ある金融機関では、顧客の問い合わせ内容を分析し要約レポートを生成する生成AIアプリケーションを構築する計画です。この機関は金融業界の規制に対応するため、データ処理中および処理後に顧客情報が外部に保存されないこと、処理データの暗号化が必須です。さらに、独自のカスタマイズを加えた基盤モデルへのアクセスが必要とされています。これらの要件を満たしつつ、基盤モデルを活用できるAWSサービスとして最も適切なものはどれですか。
  • Amazon Bedrock
  • Amazon Comprehend
  • Amazon Kendra
  • Amazon Textract

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