AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
AIプラクティショナー
AWSサービスの一つであるAmazon DocumentDBはどんな内容なのでしょうか?また、AWS認定資格のAIプラクティショナー(AIF)に合格するためには、サービスのどんなポイントを押さえておけばよいのでしょうか?
ここでは、そんなあなたの疑問に回答していきたいと思います
1. サービス概要
Amazon DocumentDB(with MongoDB compatibility)は、MongoDBと互換性のあるフルマネージドのドキュメント指向データベースサービスです。JSON形式のドキュメントをコレクション(テーブル相当)に格納し、柔軟なスキーマで半構造化データを扱えます。
MongoDBの既存アプリケーション・ドライバーと互換性があり、オンプレまたは他クラウドのMongoDBワークロードをAWSに移行するのに適しています。ストレージはAurora同様の高可用性分散ストレージ(3AZ×2コピー=6コピー)を使用します。
2. 主な特徴と機能
2.1 MongoDB互換性
MongoDB 3.6・4.0・5.0 APIと互換性があり、既存のMongoDBドライバー・ツール(mongodump等)をほぼそのまま使用できます(完全互換ではなく一部非対応機能あり)。
2.2 クラスター構成
- プライマリインスタンス: 読み書き可能(1台)。
- レプリカインスタンス: 読み取り専用(最大15台)。低レイテンシの読み取りスケールアウトと高可用性フェイルオーバーに利用。
- フェイルオーバー時はレプリカが自動的にプライマリに昇格(30秒以内)。
2.3 高可用性ストレージ
Auroraと同様に、データは3つのAZにまたがる6コピーで自動的に保存されます。ストレージの障害を自動的に検出・修復。ストレージは最大128TiBまで自動拡張。
2.4 グローバルクラスター(Global Clusters)
複数リージョンにわたるグローバルクラスターを構成可能。プライマリリージョンからセカンダリリージョンへのストレージレベルの高速レプリケーション(通常1秒未満)でディザスタリカバリ・低レイテンシのグローバル読み取りを実現。
2.5 エラスティッククラスター
水平シャーディングに対応したエラスティッククラスターで、数百万の書き込み/読み取りを処理するワークロードにスケールアウト対応。
3. アーキテクチャおよび技術要素
- 接続: MongoDB接続文字列(mongodb://)でドライバーから接続。ポート27017。
- クラスターエンドポイント: 書き込み用クラスターエンドポイント・読み取り専用エンドポイント・インスタンスエンドポイントを提供。
- ストレージ: コンピューティングとストレージが分離。ストレージは自動拡張(10GB単位)。
- VPC内配置: DocumentDBクラスターはVPC内のプライベートサブネットに配置(パブリックアクセス不可)。
4. セキュリティと認証・認可
- VPC内配置: パブリックエンドポイントなし。VPC内からのみアクセス可能。
- TLS暗号化: クライアント-クラスター間の通信をTLSで暗号化(デフォルト有効推奨)。
- 保存時の暗号化: AWS KMSを使用したストレージ・スナップショット・自動バックアップの暗号化。
- 認証: MongoDB SCRAMベースのユーザー名/パスワード認証またはIAM認証(パスワードレス接続)。
5. 料金形態
- インスタンス: インスタンスタイプ × 稼働時間で課金(オンデマンド/リザーブドインスタンス)。
- ストレージ: 使用ストレージGB/月で課金(自動拡張)。
- I/O: 100万リクエストあたりで課金(I/O最適化オプションで固定価格も選択可)。
- バックアップ: クラスターストレージサイズを超えた自動バックアップに課金。
6. よくあるアーキテクチャ・設計パターン
- MongoDBワークロードのAWS移行: オンプレMongoDB → Amazon DocumentDB移行。既存ドライバー・クエリをほぼそのまま使用可能。
- コンテンツ管理・カタログ: 柔軟なJSONスキーマで製品カタログ・ユーザープロファイル・CMS等のドキュメントデータを管理。
- グローバル読み取り最適化: グローバルクラスターで複数リージョンにレプリカを配置→ユーザーの近くのリージョンから低レイテンシで読み取り。
7. 設定・デプロイ手順(ハンズオン例)
- DocumentDBコンソール→「クラスターの作成」→インスタンスタイプ・AZ・VPC/サブネットグループを設定。
- マスターユーザー名・パスワードを設定。
- クラスター作成後、クラスターエンドポイントを確認。
- EC2/ECS等のクライアントからMongoDB接続文字列で接続(TLS証明書を指定)。
- レプリカインスタンスを追加して読み取りスケールアウト・高可用性を強化。
8. 試験で問われやすいポイント
8.1 DocumentDBの特徴
- Q: MongoDB互換のAWSマネージドドキュメントDBサービスは?
A: Amazon DocumentDB(with MongoDB compatibility)。JSONドキュメントを格納・Aurora同様の高可用性分散ストレージを使用。
8.2 Auroraとの構造的類似性
- Q: DocumentDBのストレージはどのような仕組みか?
A: Auroraと同様に3AZにまたがる6コピーの分散ストレージ。コンピューティングとストレージが分離されており、ストレージは最大128TiBまで自動拡張。
8.3 VPC制約
- Q: DocumentDBはパブリックインターネットから直接アクセスできるか?
A: できない。DocumentDBはVPC内のみに配置されパブリックエンドポイントは提供されない。アクセスにはVPC内のEC2・踏み台サーバー・VPN等が必要。
8.4 MongoDBとの互換性の注意点
- Q: Amazon DocumentDBはMongoDBと完全互換か?
A: 互換性はあるが完全ではない。MongoDB固有の高度な機能(一部のコマンド・演算子)は非対応の場合があるため、移行前に互換性確認が必要。