Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説

AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals

Azure IoT Central の概要と試験出題ポイントは?

Azureサービスの一つであるAzure IoT Centralはどんな内容なのでしょうか?また、Azure認定資格の AZ-900:Azure Fundamentals に合格するためには、サービスのどんなポイントを押さえておけばよいのでしょうか?
ここでは、そんなあなたの疑問に回答していきたいと思います

Azure IoT Central 徹底解説

1. サービス概要

Azure IoT Central は、IoT ソリューションの構築と管理を簡素化する、フルマネージド IoT アプリケーションプラットフォームです。 IoT Central を使用すると、インフラストラクチャの管理を気にすることなく、数分で IoT ソリューションを構築およびデプロイできます。 IoT Central は、デバイスの接続と管理、データの視覚化と分析、およびアクションのトリガーなどの機能を提供します。 IoT Central は、小売、エネルギー、ヘルスケア、政府機関など、さまざまな業界のユースケースに対応できます。

Azure IoT Central は、IoT ソリューションを迅速かつ簡単に構築するための、強力なプラットフォームです。

2. 主な特徴と機能

2.1 フルマネージドプラットフォーム

Azure IoT Central は、インフラストラクチャの管理を抽象化し、アプリケーションのプロビジョニング、管理、およびスケーリングなどのタスクを Azure が担当します。

2.2 コード不要のカスタマイズ

Azure IoT Central は、コードを記述せずに、アプリケーションをカスタマイズできる機能を提供します。これにより、開発者は、ビジネスロジックの構築に集中できます。

2.3 デバイスの接続と管理

Azure IoT Central は、さまざまなデバイスを接続および管理するための、シンプルで安全な方法を提供します。

2.4 データの視覚化と分析

Azure IoT Central は、データの視覚化と分析のための、組み込みのツールを提供します。これにより、デバイスから収集されたデータを理解し、洞察を得ることができます。

2.5 アクションのトリガー

Azure IoT Central は、ルールエンジンを提供し、特定の条件が満たされた場合に、自動的にアクションをトリガーできます。

2.6 テンプレート

Azure IoT Central は、さまざまな業界のユースケースに対応するための、事前構築されたテンプレートを提供します。

2.7 拡張性

Azure IoT Central は、Azure Functions、Azure Logic Apps、および Azure Stream Analytics などの他の Azure サービスと統合できます。これにより、ソリューションの機能を拡張できます。

2.8 エクスポート機能

継続的にデータのエクスポート設定を構成し、データを他のAzureサービス(Storage, Event Hubs, Service Bus)にエクスポートできます。

3. アーキテクチャおよび技術要素

  1. デバイスが、サポートされているプロトコル (MQTT、AMQP、HTTPS) を使用して、IoT Central アプリケーションに接続。
  2. IoT Central アプリケーションが、デバイスを認証し、メッセージを安全に送受信するためのチャネルを確立。
  3. デバイスが、テレメトリデータを IoT Central アプリケーションに送信。
  4. IoT Central アプリケーションが、テレメトリデータを視覚化および分析。
  5. ユーザーが、ルールを構成し、特定のアクションをトリガー。
  6. Azure IoT Central は、Azure インフラストラクチャ上で実行され、高可用性とスケーラビリティを提供します。

4. セキュリティと認証・認可

  • デバイス接続グループ: デバイス接続グループを使用して、デバイスをグループ化し、セキュリティポリシーを適用できます。
  • Azure Active Directory (Azure AD): Azure AD を使用して、IoT Central アプリケーションへのアクセスを制御できます。
  • ロールベースのアクセス制御 (RBAC): RBAC を使用して、IoT Central リソースへのアクセス権限を、ロールに基づいて付与/制限できます。
  • データ暗号化: Azure IoT Central は、保存時および転送時にデータを暗号化します。
  • Shared Access Signatures (SAS): SAS を使用して、特定のデバイスまたはグループへのアクセスを制限できます。

5. 料金形態

Azure IoT Central は主に以下に基づく料金体系です:

  • デバイス: IoT Central アプリケーションに接続されているデバイスの数に応じて課金。
  • メッセージ: デバイスから送信されるメッセージ数に応じて課金。

6. よくあるアーキテクチャ・設計パターン

  • リモート監視: Azure IoT Central を使用して、リモートデバイスからデータを収集し、状態を監視できます。
  • 予測メンテナンス: Azure IoT Central を使用して、デバイスから収集されたデータに基づいて、障害を予測し、メンテナンスをスケジュールできます。
  • スマートサプライチェーン: Azure IoT Central を使用して、サプライチェーン全体の製品を追跡し、効率を向上させることができます。
  • スマートエネルギー: Azure IoT Central を使用して、エネルギー消費量を監視し、エネルギー効率を向上させることができます。

7. 設定・デプロイ手順(ハンズオン例)

  1. Azure Portal を使用して、リソースグループを作成。
  2. IoT Central アプリケーションを作成 (名前、リージョン、価格レベルなどを指定)。
  3. デバイステンプレートを選択または作成。
  4. デバイスを接続。
  5. ダッシュボードをカスタマイズ。
  6. ルールを作成。
  7. データを分析。

8. 試験で問われやすいポイント

8.1 Azure IoT Central の基本的な概念

  • Q: Azure IoT Central とは何ですか?
    A: IoT ソリューションの構築と管理を簡素化する、フルマネージド IoT アプリケーションプラットフォームです。
  • Q: Azure IoT Central の主な利点は何ですか?
    A: フルマネージドプラットフォーム、コード不要のカスタマイズ、デバイスの接続と管理、データの視覚化と分析。

8.2 デバイステンプレート

  • Q: デバイステンプレートとは何ですか?
    A: デバイスの機能を定義するものです。

8.3 ルール

  • Q: ルールを使用して何ができますか?
    A: 特定の条件が満たされた場合に、自動的にアクションをトリガーできます。

8.4 セキュリティ

  • Q: Azure IoT Central を保護する方法は何ですか?
    A: デバイス接続グループ、Azure Active Directory (Azure AD)、ロールベースのアクセス制御 (RBAC)、データ暗号化、Shared Access Signatures (SAS) を使用。

8.5 料金

  • Q: Azure IoT Central の料金はどのように計算されますか?
    A: デバイス数とメッセージ数に基づいて計算。
  

8.6 その他細かな試験ポイント

  • 継続的なデータエクスポート
  • ルール
  • ダッシュボード
  • デバイスグループ
  • API Keys
  • Transforms