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問題文と選択肢
CloudOps 管理者は、10 個の Amazon EC2 インスタンスにアプリケーションをデプロイしています。アプリケーションは高可用性である必要があります。インスタンスは、基盤となる個別のハードウェアに配置する必要があります。
これらの要件を満たすために、CloudOps 管理者は何をする必要がありますか?
これらの要件を満たすために、CloudOps 管理者は何をする必要がありますか?
- 単一の AWS リージョン内のクラスター配置グループにインスタンスを起動します。
- 複数の AWS リージョンにまたがるパーティション配置グループにインスタンスを起動します。
- 複数の AWS リージョンにまたがるスプレッド配置グループにインスタンスを起動します。
- 単一の AWS リージョン内のスプレッド配置グループにインスタンスを起動します。
解説
頻出度★★★★★
この問題は、「個別の基盤ハードウェアに分散 × 高可用性」という要件から、3 種類の配置グループ(クラスター/パーティション/スプレッド)の使い分けと、配置グループはリージョンをまたげないという制約を押さえているかがポイントです。
A. 単一の AWS リージョン内のクラスター配置グループにインスタンスを起動します。
クラスター配置グループは、インスタンスを単一 AZ 内の同じ低レイテンシーなネットワークセグメントに密集させるための構成で、HPC や高スループット通信が目的です。
物理的に近接して配置されるため、「基盤となる個別のハードウェアに分散させる」という要件とは正反対であり、ハードウェア障害の影響を同時に受けるリスクが最も高くなります。
B. 複数の AWS リージョンにまたがるパーティション配置グループにインスタンスを起動します。
パーティション配置グループはインスタンスをパーティション(ラック単位のグループ)に分けて配置するもので、HDFS や Cassandra など大規模分散システム向けです。同一パーティション内のインスタンスは同じラック(ハードウェア)を共有し得るため、「1 台ずつ個別のハードウェアに置く」という要件は保証されません。
加えて、配置グループは単一リージョン内でしか作成できず、複数リージョンにまたがることはできません。
C. 複数の AWS リージョンにまたがるスプレッド配置グループにインスタンスを起動します。
スプレッド配置グループ自体は要件(個別ハードウェアへの分散)に合致しますが、配置グループがリージョンをまたぐことはできません。
「複数の AWS リージョンにまたがるスプレッド配置グループ」という構成はそもそも作成できないため、この選択肢は成立しません。
正解
D. 単一の AWS リージョン内のスプレッド配置グループにインスタンスを起動します。
スプレッド配置グループは、各インスタンスを異なるラック(電源・ネットワークが独立した基盤ハードウェア)に配置し、同時障害の影響を最小化する構成です。要件どおり「個別のハードウェア」への配置を AWS が保証します。
単一リージョン内で複数 AZ にまたがって作成でき、AZ ごとに最大 7 インスタンスまで起動できるため、10 インスタンスも 2 つ以上の AZ に分散させれば収まります。高可用性と個別ハードウェア配置の両方を満たす、唯一の正解です。
これだけ覚える(記憶フック)
ハードウェアを分けたいならスプレッド。クラスター=密集、パーティション=ラック分離、配置グループはリージョン内限定。
ハードウェアを分けたいならスプレッド。クラスター=密集、パーティション=ラック分離、配置グループはリージョン内限定。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| インスタンスを基盤となる個別のハードウェアに配置する | ハードウェア(ラック)を 1 台ずつ分離するのはスプレッド配置グループだけ。クラスターは密集、パーティションはラック群単位 →選択肢(A・B)を消す |
| アプリケーションは高可用性である必要がある | スプレッドは電源・ネットワークが独立したラックへ分散し、単一ハードウェア障害の影響を局所化する →選択肢(C・D)は候補 |
| 「複数の AWS リージョン」にまたがる構成が選択肢にある | 配置グループは単一リージョン内でのみ作成可能。リージョンをまたぐ配置グループは存在しない →選択肢(C)を消す |
| インスタンスは 10 個 | スプレッド配置グループは AZ あたり最大 7 インスタンス。単一リージョン内で複数 AZ に分ければ 10 台を収容できる →選択肢(D)が正解 |
ひっかけポイント
- 選択肢 C は「スプレッド配置グループ」という正しいキーワードを含みながら、「複数リージョン」で成立しなくしてあるのが罠。配置グループ名だけを拾うと引っかかる
- パーティション配置グループも「分離」の語感があるが、分離の単位はパーティション(ラックのまとまり)であり、同一パーティション内ではハードウェアを共有し得る
- クラスター配置グループは「高性能=良さそう」に見えるが、単一 AZ に密集させる構成で可用性はむしろ下がる。要件が「低レイテンシー」なのか「分散」なのかを読み分ける
- スプレッドには AZ あたり 7 インスタンスという上限がある。問題文の台数が増えた(例えば AZ あたり 8 台以上)場合は、この上限が正解を左右する
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「HPC ワークロードでノード間の低レイテンシー通信が最優先」 | クラスター配置グループが正解に変わる。 |
| 「Hadoop / Cassandra のような大規模分散ストアで、ラック単位の障害範囲を分けたい」 | パーティション配置グループが正解軸に。 |
| 「1 つの AZ で 10 台を個別ハードウェアに配置したい」 | スプレッドの AZ あたり 7 台上限に抵触し、実現できない(AZ を分ける必要がある)。 |
| 「AZ 障害に備えて可用性を上げたい(ハードウェア分離の指定はない)」 | 配置グループではなく 複数 AZ + Auto Scaling / ELB の構成が正解軸に。 |
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正答率 59%
No.3 解説
CloudOps 管理者は、10 個の Amazon EC2 インスタンスにアプリケーションをデプロイしています。アプリケーションは高可用性である必要があります。インスタンスは、基盤となる個別のハードウェアに配置する必要があります。
これらの要件を満たすために、CloudOps 管理者は何をする必要がありますか?
これらの要件を満たすために、CloudOps 管理者は何をする必要がありますか?
- 単一の AWS リージョン内のクラスター配置グループにインスタンスを起動します。
- 複数の AWS リージョンにまたがるパーティション配置グループにインスタンスを起動します。
- 複数の AWS リージョンにまたがるスプレッド配置グループにインスタンスを起動します。
- 単一の AWS リージョン内のスプレッド配置グループにインスタンスを起動します。