AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
SysOpsアドミニストレーター -アソシエイト
AWS認定資格であるSysOpsアドミニストレーター -アソシエイト(SOA)の勉強を始めるときに、最初に気になるのは「どうやって勉強を進めればよいか?」という点ではないでしょうか。
AWSはサービスが膨大で、学習範囲が広いと感じやすいものです。
ここでは、効率的に学習していくための手順と、学習時に役立つサイトの機能を活用する方法をステップ形式でご紹介します。
ステップ0:科学的に正しい勉強方法
この手の内容は検索するとたくせんヒットしますが、ここでは本サイトの利用で役立ちそうな内容をピックアップしてご紹介します。
また、「科学的」とはいえ、統計的に効果があるとされる勉強法なだけなので、もちろん個人差があります。
- 「全体ざっくり」から「パーツじっくり」の順で勉強する
まずは全体像をつかみ、後から細部を掘り下げる勉強法です。 - メタ認知して勉強する
自分が理解できている箇所、できていない箇所を意識しながら学習を進めます。 - インプットよりアウトプットを多く勉強する
問題を解く、説明できるようにするなど、積極的にアウトプットを増やすことで知識が定着しやすくなります。 - 時間管理をして勉強する
25分集中+5分休憩の「ポモドーロ勉強法」などを取り入れ、効率よく進めます。 - 隙間時間を活用して学習する
通勤・移動時間やちょっとした待ち時間などを勉強にあてるだけで、大きな差が生まれます。
ステップ1:AWS全体像をインプット(AWSやクラウド未経験の方)
AWSやクラウドが未経験の方は、問題集に取りかかる前に全体像の把握をおすすめします。
学習素材としては「動画」か「書籍」が定番ですが、個人的には書籍がおすすめです。書籍は飛ばし読みや戻り読みがしやすく、能動的に学習を進めやすいからです(もちろん動画のほうが好きな方は動画でもOKです)。
なお、書籍はメルカリに大量に出品されています。
おすすめ教材
- 書籍
- 動画
- AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) AWS Skill Builderで無料アカウントの登録が必要です
ポイントは「まずはざっくり全部を知る」こと。完璧を目指す必要はないので、サラッと読み進めて「なんとなくAWSがどういうものか」をつかみましょう。
ステップ2:問題集を一周して、分からない箇所を把握する
勉強で最も大事なのは「分からないことが分かるようになる」こと。ところが最初は「何が分からないかさえ分からない」状態かもしれません。そこで、このステップでは問題集を「一周」して、自分の分からない箇所を浮き彫りにします。
- 1問あたり30秒を目安に、スピード重視で問題集を一周する
- 25分勉強+5分休憩のポモドーロ勉強法を取り入れると、集中力を維持しやすい
- 「ざっと解いてみて、間違えた箇所」を明確にするのが目標
ステップ2におけるサイト活用
- 当サイトでは「未回答問題」、「間違えた問題」、「チェックした問題」など多くの学習サポート機能があるため、これらを使って学習を進めます
- 最初の一周は「未回答問題」で解いていくのがお勧めです。この機能を使うことで、前回どこまで学習したか覚えておく必要がなく、スムーズに学習を継続できます
- 「勘で正解したかも…」という曖昧な問題は、後で見返せるようにチェック機能を活用(チェック機能は(1)~(4)まで使えますが、ここではチェック(1)を利用)
- 一周した後、「間違えた問題」「チェックした問題」を振り返れば、自分の弱点(分からない箇所)がはっきりします
ステップ3:学習結果の分析
問題集を一周し終わったら、結果を分析しましょう。ポイントは、問題単体で見るのではなく、カテゴリー毎に分析することです。
AWSはサービス数が多いぶん、「カテゴリー」で捉えると、類似の知識を横断的につかむことができます。
ステップ3におけるサイト活用
- 「成績表 > グラフ」 で正答率を確認し、苦手なカテゴリーを把握できます
- カテゴリーをクリックすると、サービス毎の正答率もわかるので、どのサービスが苦手かを特定できます
- 成績表のグラフ機能を使うことで、メタ的に得意不得意な内容を把握できます
ここがサイトを使う最大のメリット!
Udemyなど多くの問題集は問題を解く機能のみの場合が多いです。しかし、本サイトでは分析機能が充実しており、「点」ではなく「面」で理解を深めることができます。これが合格への近道です。
ステップ4:分からない箇所の理解を深める
ステップ3で苦手なサービスやカテゴリーを見つけたら、その部分を重点的に学習します。ポイントは、サービス単体だけを見るのではなく、カテゴリー単位で学習することです。
理由は、たとえば「EBSとEFS」や「SNSとSQS」など、同じカテゴリ内のサービスの違いを問われるケースが多いためです。
ステップ4におけるサイト活用
- AWSサービスの解説でサービス毎の要点をチェックできます
- 以下は解説ページの一例です。試験でよく問われるポイントに絞って説明されているので、効率的に学習できます。
ステップ5:分からなかった問題を解く
ステップ2,3で把握した「分からない箇所」を、ステップ4で深めた知識をもとに再挑戦します。
この段階では、1問ごとに時間を気にしすぎる必要はありません。問題の解説やサービス解説ページを見ながら着実に理解を深めましょう。
ただし、1問に5分かけるよりは、1分を5回繰り返したほうが記憶の定着が進むとも言われます。あまり一つの問題だけにこだわりすぎず、繰り返しと復習を意識します。
ステップ5におけるサイト活用
- 「間違えた問題」(または「間違えた問題(ランダム順)」)と「チェックした問題(1)」を中心に復習します
- 解説を読んでも不安がある場合は、適宜サービス解説ページを参照してください
- ここでまた間違えた問題や、勘で正解した問題は再度チェック(2)を付けておくことで、後の復習で取りこぼしを防ぐことができます
ステップ6:ステップ3,4,5の繰り返し
結局のところ、「分からない箇所が分かるようになる」 までこのプロセスを繰り返すことが合格への近道です。ステップ3で苦手を把握し、ステップ4,5で克服していく。そのループを回していきます。
ステップ6におけるサイト活用
- 基本的にステップ3,4,5と同じ流れです
- 繰り返すほど、チェック(1)~(4)などの使い分けが活きてくるので、自分なりに工夫するとより効率的に進められます
確認テストについて
実力を測りたいタイミングで、確認テストを利用しましょう。たとえば最初に一度受けて自分の弱点を把握するのもよいですし、進捗率が50%を超えた頃に一度試すのもおすすめです。
特に、
・進捗率50%以上
・正答率70%以上
になったタイミングで受けると、学習効果を測る目安としてちょうどよいでしょう。70%は多くのAWS試験で合格ラインの近辺にあたるので、自分の現在のレベルを客観的に評価できるはずです。
まとめ
AWS認定資格の学習はボリュームが大きいと感じられがちですが、ポイントは 「まずは全体像をざっくり把握 → 自分の弱点を特定 → 弱点をつぶす」 のサイクルを回すことです。問題集と分析機能をフル活用すれば、効率よく知識を定着させられます。ぜひ本記事のステップに沿って勉強を進め、AWS認定資格の合格を勝ち取りましょう。