AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
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問題文と選択肢
ある企業が、Amazon EC2 インスタンス上で Web アプリケーションをホストしています。ユーザーから、Web アプリケーションがときどき無応答状態になるという報告を受けました。Amazon CloudWatch メトリクスを調べたところ、無応答時の CPU 使用率が 100% になっていました。CloudOps 管理者は、CPU 使用率が高騰した際に通知を受け取れるよう、この問題を監視するためのソリューションを実装する必要があります。
この要件を満たすには、どうすればよいですか。
この要件を満たすには、どうすればよいですか。
- EC2 インスタンスに対する AWS CloudTrail イベントを監視するための CloudWatch アラームを作成する。
- EC2 インスタンスの CPU 使用率に対する CloudWatch メトリクスを監視するための CloudWatch アラームを作成する。
- EC2 インスタンスの CPU 使用率に対する CloudWatch メトリクスを監視するための Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) トピックを作成する。
- Amazon Inspector を使用して、EC2 インスタンスに対する定期的な評価スキャンを作成し、CPU 使用率の異常を検出する。
解説
頻出度★★★★★
この問題は、「メトリクスのしきい値超過を検知して通知する」という要件に対し、CloudWatch の役割分担(メトリクスを監視して状態を判定するのはアラーム、通知の配信先が SNS)を理解しているかがポイントです。
A. EC2 インスタンスに対する AWS CloudTrail イベントを監視するための CloudWatch アラームを作成する。
AWS CloudTrail が記録するのは AWS API コールの監査ログ(誰がいつどの API を呼んだか)であり、EC2 インスタンス内部の CPU 使用率は一切記録しません。
CloudTrail イベントを監視するアラームでは「CPU 100% で無応答」という事象を検知できず、要件を満たしません。
正解
B. EC2 インスタンスの CPU 使用率に対する CloudWatch メトリクスを監視するための CloudWatch アラームを作成する。
EC2 の CPUUtilization は標準メトリクスとして CloudWatch に自動で送信されます。このメトリクスに対して CloudWatch アラームを作成し、しきい値(例えば 90% が 5 分継続)を設定すれば、状態が ALARM に遷移した時点で SNS トピック経由の通知やアクションを実行できます。
「メトリクスを監視し、異常時に気づける」という要件をそのまま満たす、標準的かつ最小構成の解であり、これが正解です。
C. EC2 インスタンスの CPU 使用率に対する CloudWatch メトリクスを監視するための Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) トピックを作成する。
Amazon SNS はメッセージを配信するためのプッシュ通知サービスであり、それ自体が CloudWatch メトリクスを評価する機能を持ちません。
SNS トピックは CloudWatch アラームのアクション(通知先)として使うもので、トピックだけを作成しても誰もしきい値を判定しません。役割の順序を逆に見せる典型的なひっかけです。
D. Amazon Inspector を使用して、EC2 インスタンスに対する定期的な評価スキャンを作成し、CPU 使用率の異常を検出する。
Amazon Inspector は EC2 やコンテナイメージの脆弱性・意図しないネットワーク到達性を継続的にスキャンするセキュリティサービスです。
CVE や設定不備は検出しますが、CPU 使用率のようなパフォーマンスメトリクスは対象外で、性能異常の監視には使えません。
これだけ覚える(記憶フック)
監視して気づくのは CloudWatch アラーム、知らせるのが SNS。SNS 単体はメトリクスを見ない。
監視して気づくのは CloudWatch アラーム、知らせるのが SNS。SNS 単体はメトリクスを見ない。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 監視対象が「CPU 使用率 100%」というメトリクス | CPU 使用率は CloudWatch の標準メトリクス(CPUUtilization)。API 監査ログ(CloudTrail)でも脆弱性スキャン(Inspector)でもない →選択肢(A・D)を消す |
| しきい値を超えたことを検知して通知したい | メトリクスを評価して状態を判定できるのは CloudWatch アラームだけ →選択肢(B)が正解 |
| 通知の配信手段をどう組むか | SNS はアラームの通知先であり、単体ではメトリクスを監視できない →選択肢(C)を消す |
| 追加エージェントや追加設定なしで実装したい | CPUUtilization はエージェント不要で取得済み。アラームを作るだけで完結する →選択肢(B)が正解 |
ひっかけポイント
- 選択肢 C は「CPU 使用率に対する CloudWatch メトリクスを監視するための SNS トピック」と、B とほぼ同じ文面で語尾だけをすり替えている。末尾のサービス名まで読むことが勝負どころ
- CloudTrail と CloudWatch は名前が似ているが、CloudTrail は「誰が API を叩いたか」、CloudWatch は「リソースがどう動いているか」。監視対象が OS/リソースの数値ならほぼ CloudWatch
- Amazon Inspector は「評価」「検査」という語感からパフォーマンス診断に見えるが、実体は脆弱性管理サービス。SOA では Systems Manager / GuardDuty との役割混同も狙われる
- メモリ使用率やディスク空き容量は標準メトリクスに含まれない(CloudWatch エージェントが必要)。本問が「メモリ使用率」に変わると正解の作り方が変わる点に注意
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「メモリ使用率やディスク使用量を監視したい」 | CloudWatch エージェントの導入(カスタムメトリクス)が前提として必要になる。 |
| 「CPU 高騰時に自動でインスタンスを再起動/復旧したい」 | CloudWatch アラームの EC2 アクション(再起動・復旧)や Auto Scaling による自動対応が正解軸に。 |
| 「誰がインスタンスを停止したのか調べたい」 | AWS CloudTrail のイベント履歴が正解に浮上する。 |
| 「しきい値を決め打ちできない、普段と違う挙動を検知したい」 | CloudWatch 異常検出(Anomaly Detection)ベースのアラームが正解軸に。 |
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正答率 85%
No.2 解説
ある企業が、Amazon EC2 インスタンス上で Web アプリケーションをホストしています。ユーザーから、Web アプリケーションがときどき無応答状態になるという報告を受けました。Amazon CloudWatch メトリクスを調べたところ、無応答時の CPU 使用率が 100% になっていました。CloudOps 管理者は、CPU 使用率が高騰した際に通知を受け取れるよう、この問題を監視するためのソリューションを実装する必要があります。
この要件を満たすには、どうすればよいですか。
この要件を満たすには、どうすればよいですか。
- EC2 インスタンスに対する AWS CloudTrail イベントを監視するための CloudWatch アラームを作成する。
- EC2 インスタンスの CPU 使用率に対する CloudWatch メトリクスを監視するための CloudWatch アラームを作成する。
- EC2 インスタンスの CPU 使用率に対する CloudWatch メトリクスを監視するための Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) トピックを作成する。
- Amazon Inspector を使用して、EC2 インスタンスに対する定期的な評価スキャンを作成し、CPU 使用率の異常を検出する。