AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
AIプラクティショナー
問題文と選択肢
- AWS Config
- AWS Audit Manager
- AWS CloudTrail
- AWS Trusted Advisor
A. AWS Config
AWS Config は AWS リソースの設定変更を記録し、ルール(Config ルール)に対する準拠/非準拠を評価するサービス。
「このルールに違反している」という判定はできるが、ルールは利用者が定義・選択するものであり、コスト・パフォーマンス・耐障害性まで横断してベストプラクティスの推奨事項を自動提示する仕組みではない。
設定コンプライアンスに特化しており、本問の「全体的な効率とセキュリティ向上の推奨事項」という要件には届かない。
B. AWS Audit Manager
AWS Audit Manager は、AWS の使用状況の証跡を継続的に収集し、監査フレームワーク(PCI DSS・HIPAA 等)に沿った監査レポートを作成するサービス。
コンプライアンス監査の準備を効率化するもので、コスト削減やパフォーマンス・フォールトトレランスの改善提案は行わない。
「ガバナンス」というキーワードだけで選ぶと引っかかる誤答。
C. AWS CloudTrail
AWS CloudTrail は、アカウント内の API 呼び出し(誰が・いつ・何をしたか)を記録するサービス。
操作の追跡・監査には不可欠だが、あくまで過去の事実の記録であり、環境を分析して最適化の推奨事項を返すツールではない。
「運用監査・リスク監査」という説明文がガバナンスと結びついて見えるが、要件の「推奨事項とベストプラクティスを提供する」を満たさない。
D. AWS Trusted Advisor
AWS Trusted Advisor は、AWS のベストプラクティスに照らして環境を自動分析し、コスト最適化・パフォーマンス・セキュリティ・耐障害性(フォールトトレランス)・サービスクォータのカテゴリーで具体的な推奨事項を提示するツール。
問題文が挙げる「ガバナンス、コスト削減、パフォーマンス、セキュリティ、フォールトトレランスの最適化」という要件にそのまま対応している。
全チェック項目の利用には Business / Enterprise サポートプランが必要という点も併せて押さえておきたい、唯一の正解。
「推奨事項・ベストプラクティス」=Trusted Advisor。Config は設定評価、CloudTrail は API 記録、Audit Manager は監査証跡の収集。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 推奨事項とベストプラクティスを「提供する」ツールを探している | 提案してくれるのは Trusted Advisor だけ。他は記録・評価・監査であって助言はしない →選択肢(D)が正解 |
| コスト削減・パフォーマンス・セキュリティ・フォールトトレランスを横断 | Trusted Advisor の 5 カテゴリー(+サービスクォータ)とほぼ一対一で対応する →選択肢(D)が正解 |
| リソース設定が基準に準拠しているかを見たいわけではない | 設定の評価・準拠判定は AWS Config の領分で、コストやパフォーマンスの改善提案は行わない →選択肢(A)を消す |
| 「誰が何をしたか」の追跡や監査証跡が主目的ではない | CloudTrail は API 操作の記録、Audit Manager は監査レポートの作成。いずれも最適化の助言はしない →選択肢(B・C)を消す |
ひっかけポイント
- 問題文の「ガバナンス」「セキュリティ」という語に反応すると Config・CloudTrail・Audit Manager がもっともらしく見えるが、決め手は「推奨事項とベストプラクティスを提供する」という一文
- CloudTrail の公式説明にも「ガバナンス、コンプライアンス、運用監査、リスク監査」とあるため紛らわしい。記録することと改善を提案することは別物
- 「AI システム」という文脈はダミー。問われているのは AWS 環境全体の最適化ツールで、AI 固有のサービス知識は不要
- Trusted Advisor は全チェック項目を使うには Business / Enterprise サポートプランが必要。「無料で全機能が使える」と書かれていたら誤り
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「リソース設定が社内標準に準拠しているか継続的に評価したい」 | AWS Config(Config ルール)が正解に変わる。 |
| 「誰がいつどの API を呼び出したかを追跡したい」 | AWS CloudTrail が正解に変わる。 |
| 「HIPAA や PCI DSS の監査証跡を効率的に集めてレポート化したい」 | AWS Audit Manager が正解に変わる。 |
| 「コストの内訳を可視化し将来の支出を予測したい」 | AWS Cost Explorer / AWS Budgets が正解軸に。 |
| 「ワークロードをWell-Architected の 6 つの柱でレビューしたい」 | AWS Well-Architected Tool が正解に変わる。 |
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