Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説
AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals
問題文と選択肢
- Azure Chaos Studio
- Azure Advisor
- Azure Health Bot
- Azure Service Health
A. Azure Chaos Studio
Azure Chaos Studio は、意図的に障害を注入してアプリケーションの回復性(レジリエンス)を検証するカオス エンジニアリングのサービスです。
障害を「起こして試す」側であり、実際に発生した Azure 側のインシデントを通知する仕組みではありません。
B. Azure Advisor
Azure Advisor は、利用中のリソース構成と使用状況を分析し、コスト・セキュリティ・信頼性・パフォーマンス・オペレーショナル エクセレンスの推奨事項を提示するサービスです。
「Azure から届く助言」という点では紛らわしいものの、扱うのは構成改善のレコメンデーションであって、進行中の障害や計画メンテナンスの通知は行いません。
C. Azure Health Bot
Azure Health Bot は、医療機関向けに症状チェックなどの会話型 AI アシスタントを構築するためのサービスです。
「Health」という語が入っているだけで、Azure プラットフォームの稼働状態とは一切関係ありません。名前に引きずられて選ばないよう注意します。
D. Azure Service Health
正解。Azure Service Health は、自分が使用しているサブスクリプション・リージョン・サービスに影響するイベントだけをパーソナライズして通知するサービスです。
扱うイベントは「サービスに関する問題(進行中の障害)」「計画メンテナンス」「正常性の勧告(Health advisories)」の 3 種類で、アラートを設定すればメールや SMS、Webhook で自動通知を受け取り、フェールオーバーなどダウンタイムを軽減する対策を先手で打てます。
Azure 全体の状況を示す公開ページ(Azure Status)と異なり、「自分の環境に効くかどうか」で絞り込まれる点が最大の特徴です。
障害・メンテの「お知らせ」は Service Health。Health Bot(医療チャット)と混同しない。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 自分が使用している Azure サービスに影響するインシデント(障害)の通知 | 個別化された障害通知は Service Health の中核機能。アラートでメール / SMS / Webhook 通知も可能 →選択肢(D)が正解 |
| 計画メンテナンスの事前通知 | 計画メンテナンス・正常性の勧告も Service Health が扱う 3 種類のイベントに含まれる →選択肢(D)が正解 |
| 障害を「通知される」側であり、「起こして試す」側ではない | Chaos Studio は障害を注入して回復性をテストするサービス。目的が正反対 →選択肢(A)を消す |
| 「推奨事項」でも「医療チャットボット」でもない | Advisor は構成改善の推奨、Health Bot は医療向け会話 AI。どちらもプラットフォームの稼働状態は通知しない →選択肢(B・C)を消す |
ひっかけポイント
- Azure Health Bot は「Health」の語が入っているだけの医療向けチャットボット。サービスの正常性(Service Health)とは無関係で、名前だけで選ぶと確実に落とす
- Azure Advisor も「Azure からの通知」を出すが、内容はコスト削減やセキュリティ強化の推奨。障害・メンテナンスの告知ではない
- Azure Status(status.azure.com)は全ユーザー共通の全体的な障害情報、Service Health は自分のリソースに影響する範囲だけ、Resource Health は個々のリソースの稼働状態。この 3 段階の使い分けが頻出
- 「ダウンタイムを軽減するための対策を講じる」という文言から、対策の実行(フェールオーバー等)を行うサービスと誤読しないこと。Service Health が提供するのは対策を打つための通知・情報
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「特定の 1 台の VM が正常に動作しているかを確認したい」 | Azure Resource Health(リソース単位の正常性)が正解に。 |
| 「Azure 全体のサービス障害状況を公開ページで確認したい」 | Azure Status が正解に。サインイン不要の全体向け情報。 |
| 「メトリックやログを収集してアプリのパフォーマンスを監視したい」 | Azure Monitor(Application Insights / Log Analytics)が正解軸に。 |
| 「障害時にシステムが耐えられるかあらかじめ実験したい」 | Azure Chaos Studio が正解に。本問の誤答が正解に反転する。 |
- Azure Chaos Studio
- Azure Advisor
- Azure Health Bot
- Azure Service Health