Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説

DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentals

正解 A,C問題
分野4:分析ワークロードの説明 タスクステートメント4.3:Microsoft Power BI でのデータの視覚化の説明
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問題文と選択肢
ある医療機器メーカーの品質管理部門では、担当者がノートPC上の Power BI Desktop で検査データのレポートを作成し、その後、経営層や他部門の担当者とインサイトを共有する運用を計画している。
次の作業のうち、Power BI サービス(クラウド上のオンラインサービス)を通じてのみ実行でき、Power BI Desktop 単体では実行できないものを2つ選べ。
  • 複数のレポートから選んだビジュアルを1つの画面にピン留めしてまとめるダッシュボードの作成
  • Power Query エディターを使用した外部データソースの接続とデータクレンジング
  • 作成済みのレポートを組織内外のユーザーと共有し、閲覧やインタラクションの権限を設定すること
  • ビジュアルの種類選択やページレイアウトの調整を伴うレポートの作成
  • テーブル間のリレーションシップや DAX メジャーの定義によるデータモデリング
解説 頻出度★★★★★
この問題は、Power BI の作業を「作る(Desktop)」と「配る・まとめる(サービス)」に切り分けられるかがポイントです。ダッシュボードの作成と共有・権限設定はクラウド側だけの機能です。
正解

A. 複数のレポートから選んだビジュアルを1つの画面にピン留めしてまとめるダッシュボードの作成

ダッシュボードは Power BI サービス(クラウド)だけに存在する成果物です。複数のレポートから選んだビジュアルを「タイル」としてピン留めし、1 ページのキャンバスにまとめて全体像を俯瞰できます。
Power BI Desktop で作れるのは複数ページを持つレポートであり、ダッシュボードという概念自体がありません。したがってサービスでのみ実行できる作業であり、正解の 1 つです。

B. Power Query エディターを使用した外部データソースの接続とデータクレンジング

Power Query エディターによる外部データソースへの接続とデータクレンジング(列の削除・型変換・不要行の除去など)は、Power BI Desktop の中核機能です。
サービス側にもデータフローという形で Power Query は用意されていますが、本問が問うているのは「サービスでのみ実行でき、Desktop 単体ではできない作業」です。Desktop 単体で問題なく実行できるため該当しません。

正解

C. 作成済みのレポートを組織内外のユーザーと共有し、閲覧やインタラクションの権限を設定すること

作成したレポートを他ユーザーと共有し、閲覧やインタラクションの権限を設定する作業は、ワークスペースやアプリ、共有リンクといった Power BI サービスの仕組みによって実現します。アクセス権は Microsoft Entra ID のユーザー/グループに対して付与します。
Power BI Desktop でできるのは .pbix ファイルそのものを渡すことだけで、閲覧権限やインタラクションの制御はできません。したがってサービスでのみ実行できる作業であり、正解の 1 つです。

D. ビジュアルの種類選択やページレイアウトの調整を伴うレポートの作成

ビジュアルの種類を選び、ページレイアウトを整えてレポートを作成する作業は、まさに Power BI Desktop の主用途です。
Power BI サービス側でもブラウザーでレポートを作成・編集できますが、「Desktop 単体では実行できない作業」ではないため、本問の答えにはなりません。

E. テーブル間のリレーションシップや DAX メジャーの定義によるデータモデリング

テーブル間のリレーションシップ定義や DAX メジャーの作成といったデータモデリングは、Power BI Desktop で行うのが基本であり、Desktop が最も機能豊富な環境です。
Desktop 単体で完結できる作業なので、「サービスでのみ実行できる」という条件に当てはまりません。

これだけ覚える(記憶フック)
作るのは Desktop、配る・ダッシュボード化はサービス。共有と権限はクラウド側の仕事。
正解への思考ルート 問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。
要件 判断ポイント
複数のレポートのビジュアルを 1 画面にピン留めしてまとめる ダッシュボードはサービスにしか存在しない成果物。Desktop が作るのはレポート(複数ページ)まで
→選択肢(A)が正解
経営層や他部門とインサイトを共有する 共有・アクセス権限はワークスペース/アプリなどクラウド側の仕組み。Desktop はファイルを渡すことしかできない
→選択肢(C)が正解
データの接続・整形(Power Query)とモデリング(リレーションシップ・DAX) いずれも Desktop で行う「作る」工程。サービス限定の作業ではない
→選択肢(B・E)を消す
ビジュアル選択とページレイアウトによるレポート作成 Desktop の主用途そのもの。サービスでも編集はできるが「Desktop でできない」には当たらない
→選択肢(D)を消す
設問は「サービスを通じてのみ実行できる」作業を 2 つ選ぶ 両方でできる作業は不正解。「Desktop 単体で完結するか」を 1 つずつ確認するのが解法
→選択肢(B・D・E)を消す
ひっかけポイント
  • 「レポート」と「ダッシュボード」を同義に扱うと選択肢 A を落とす。レポート=複数ページで Desktop でも作れる/ダッシュボード=1 ページのタイル集約でサービス限定という区別が本問の核心
  • 選択肢 B の Power Query は、サービス側にもデータフローとして存在するため「サービスの機能」に見えてしまう。しかし Desktop 単体でも実行できる以上、「サービスでのみ」には該当しない
  • 選択肢 D は「サービスのブラウザー上でもレポートを作れる」ことを知っていると迷うが、問われているのはDesktop 単体でできないこと。両方でできる作業はすべて不正解になる
  • .pbix ファイルをメールで送れば「共有」できたように見えるが、それはファイルのコピーを渡しただけで、閲覧権限やインタラクションの制御にはならない(選択肢 C が正解である理由)
出題バリエーション 同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。
問題文がこう変わったら 正解はこう変わる
「Power BI Desktop でのみ実行できる作業はどれか」 Power Query による整形・リレーションシップや DAX のモデリングが正解軸に変わる。
「レポートやダッシュボードを組織全体へまとめて配布したい」 ワークスペースの内容をパッケージ化するアプリ(Power BI アプリ)が正解軸に。
「オンプレミスのデータベースを参照するレポートを、サービス上で定期的に自動更新したい」 オンプレミスデータゲートウェイの構成が正解軸に変わる。
「レポートを組織内のサーバーでホストし、クラウドに置きたくない」 Power BI Report Server が正解軸に変わる。
「スマートフォンアプリで主要 KPI を一目で確認したい」 サービスで作成したダッシュボード(モバイルレイアウト)が正解軸に。
関連サービスの解説 Microsoft Power BI
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No.12 解説
ある医療機器メーカーの品質管理部門では、担当者がノートPC上の Power BI Desktop で検査データのレポートを作成し、その後、経営層や他部門の担当者とインサイトを共有する運用を計画している。
次の作業のうち、Power BI サービス(クラウド上のオンラインサービス)を通じてのみ実行でき、Power BI Desktop 単体では実行できないものを2つ選べ。
  • 複数のレポートから選んだビジュアルを1つの画面にピン留めしてまとめるダッシュボードの作成
  • Power Query エディターを使用した外部データソースの接続とデータクレンジング
  • 作成済みのレポートを組織内外のユーザーと共有し、閲覧やインタラクションの権限を設定すること
  • ビジュアルの種類選択やページレイアウトの調整を伴うレポートの作成
  • テーブル間のリレーションシップや DAX メジャーの定義によるデータモデリング

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