Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説
DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentals
問題文と選択肢
このジョブのデータストリーム入力(イベントの取り込み元)として利用できるものを3つ選べ。
- Azure IoT Hub
- Azure SQL Database
- Azure Event Hubs
- Microsoft Power BI
- Apache Kafka
- Azure Cosmos DB
A. Azure IoT Hub
Azure IoT Hub は、IoT デバイスからのデータ収集に最適化されたサービスで、Stream Analytics のデータ ストリーム入力としてサポートされています。工場内のセンサーからのイベントを取り込む本問の構成では、最も典型的な取り込み元です。
B. Azure SQL Database
Azure SQL Database も Stream Analytics の入力にはなりますが、それは参照データ入力としてです。参照データは静的または変化の遅いデータ(設備マスタなど)で、ストリームのイベントと結合して値を引き当てるために使います。
時間とともに途切れなく発生するイベントの取り込み元であるデータ ストリーム入力にはサポートされていないため不適です。
C. Azure Event Hubs
Azure Event Hubs は、複数のデバイスやサービスからイベント ストリームを収集するサービスで、データ ストリーム入力の代表です。センサーデータに限らず、問題文にある「アプリケーションから発生するイベント」の取り込み元にも適しています。
D. Microsoft Power BI
Microsoft Power BI は Stream Analytics の出力先です。ジョブの処理結果を Power BI に送ってリアルタイム ダッシュボードで可視化するのが定番の構成ですが、イベントを Stream Analytics に送り込む入力にはなりません。データの流れの向きが逆です。
E. Apache Kafka
Apache Kafka は、Stream Analytics が入力としてファーストクラスの統合を持つソースの 1 つで、Kafka クラスターのトピックに流れているイベントを直接取り込めます。Azure のサービス名ではないため見落としやすいですが、データ ストリーム入力として利用でき、正解です。
F. Azure Cosmos DB
Azure Cosmos DB は Stream Analytics の出力先として使うサービスで、処理結果を JSON ドキュメントとして書き込む保存先です。入力(データ ストリーム入力・参照データ入力のいずれ)の一覧にも含まれていないため、イベントの取り込み元にはなりません。
ASA のストリーム入力は Event Hubs・IoT Hub・Kafka(+Blob/ADLS)。SQL DB は参照データ、Power BI・Cosmos DB は出力。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| センサーやアプリケーションのイベントをリアルタイムに取り込む | IoT デバイス向けに最適化された IoT Hub、イベント ストリームを収集する Event Hubs はデータ ストリーム入力 →選択肢(A・C)は候補 |
| Azure 以外の取り込み元も含めて判断する | Apache Kafka は Stream Analytics がファーストクラスで統合する入力 →選択肢(E)は候補 |
| 求められているのはデータ ストリーム入力(参照データ入力ではない) | Azure SQL Database は参照データ入力のみで、イベント ストリームの取り込み元にはならない →選択肢(B)を消す |
| ジョブの入力か出力か | Power BI・Cosmos DB は処理結果を送る出力先で、入力には無い →選択肢(D・F)を消す |
| 3 つ選ぶ | 残る IoT Hub・Event Hubs・Apache Kafka がデータ ストリーム入力 →選択肢(A・C・E)が正解 |
ひっかけポイント
- Azure SQL Database は Stream Analytics の入力に参照データとして載っているため、「入力にできる」とだけ覚えていると選んでしまう。問われているのはデータ ストリーム入力
- Power BI と Cosmos DB は Stream Analytics と一緒に使われる定番サービスだが、位置は出力側。構成図の矢印の向きで考える
- Apache Kafka は Azure のサービス名ではないため外しがち。Stream Analytics は Kafka をファーストクラスの入力として統合している
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「処理エンジンを特定せず、Microsoft Fabric の Eventstream でイベントを取り込みたい」 | Eventstream は Azure SQL Database や Azure Cosmos DB の変更データ キャプチャ(CDC)もソースにできるため、選択肢 B・F も取り込み元になり得る。本問はエンジンを Stream Analytics に限定しているので該当しない。 |
| 「ログ ファイルなどの一括データをストリームとして取り込みたい」 | Azure Blob Storage/Azure Data Lake Storage Gen2 もデータ ストリーム入力として正解になる。 |
| 「ストリームのイベントを設備マスタ(変化の遅いデータ)と結合して設備名を付けたい」 | Azure SQL Database(または Blob Storage)を参照データ入力として追加する。 |
| 「検知結果をリアルタイム ダッシュボードに表示したい」 | Power BI を出力に指定する。 |
| 「ストリーム処理を Microsoft Fabric の中で完結させたい」 | Stream Analytics は Fabric の外にある Azure のサービス。Fabric では Real-Time Intelligence(Eventstream など)が正解軸に。 |
リファレンス
この問題を解くために必要な知識を扱う公式ドキュメントです。| 知識項目 | 公式ドキュメント |
|---|---|
| Stream Analytics のデータ ストリーム入力(Event Hubs・IoT Hub・Blob・ADLS Gen2・Kafka)と参照データ入力(SQL Database など) | Azure Stream Analytics の入力を理解する - Azure Stream Analytics | Microsoft Learn |
このジョブのデータストリーム入力(イベントの取り込み元)として利用できるものを3つ選べ。
- Azure IoT Hub
- Azure SQL Database
- Azure Event Hubs
- Microsoft Power BI
- Apache Kafka
- Azure Cosmos DB
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