Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説
DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentals
問題文と選択肢
この要件を満たす Power BI のコンテンツとして最も適切なものはどれか。
- ダッシュボード(Power BI サービス上で、複数のレポートからピン留めしたタイルを 1 つのキャンバスにまとめたもの)
- 対話型レポート(Power BI Desktop で作成し、Power BI サービスに発行して共有する通常のレポート)
- Power BI アプリ(関連するレポートやダッシュボードを 1 か所にまとめて、利用者へ一括で配布するもの)
- ページ分割されたレポート(Power BI Report Builder で作成し、Power BI サービスに発行するレポート)
A. ダッシュボード(Power BI サービス上で、複数のレポートからピン留めしたタイルを 1 つのキャンバスにまとめたもの)
ダッシュボードは、Power BI サービス上で複数のレポートからピン留めしたタイルを 1 つのキャンバスに並べ、主要な指標を一目で把握するためのものです。
1 画面での俯瞰が目的なので、表の全明細行をページをまたいで印字したり、A4 縦の決められた書式でページごとにヘッダー・フッターを繰り返したりする仕組みはありません。取引先ごとの請求書という帳票の出力には向きません。
B. 対話型レポート(Power BI Desktop で作成し、Power BI サービスに発行して共有する通常のレポート)
対話型レポート(Power BI Desktop で作成する通常の Power BI レポート)は、スライサーやドリルダウンで画面上でデータを探索することに向いています。PDF へのエクスポート自体はできます。
しかし公式ドキュメントのとおり、ページ上の表は一部の行だけが表示され残りはスクロールで見る作りのため、印刷や PDF エクスポートではページに表示されている行だけが出力されます。明細行が多い取引先では明細が途中で切れてしまい、「すべての明細行を漏れなく印字する」要件を満たせません。
C. Power BI アプリ(関連するレポートやダッシュボードを 1 か所にまとめて、利用者へ一括で配布するもの)
Power BI アプリは、関連するレポートやダッシュボードを 1 か所にまとめて利用者へ一括で配布するための「入れ物(パッケージ)」です。
「取引先へ送付する」という文脈から配布の仕組みを選びたくなりますが、アプリは中に入れるコンテンツの出力形式を変えるものではありません。A4 の書式や複数ページの印字を実現するのは中身のレポートの種類であり、アプリ自体は答えになりません。
D. ページ分割されたレポート(Power BI Report Builder で作成し、Power BI サービスに発行するレポート)
ページ分割されたレポートは印刷や共有を前提に設計されたレポートで、Power BI Report Builder でページレイアウトを正確に制御して作成し、Power BI サービスに発行します。
公式ドキュメントは、表が複数ページにまたがる場合でもテーブル内のすべてのデータを表示し、PDF にエクスポートすると全行を印刷するのに必要な数のページが生成されると説明しています。さらに「請求書ごとに 1 ページを使い、ヘッダーとフッターが繰り返される」レポートを代表例に挙げており、本問の要件とそのまま一致します。
請求書・明細書などの帳票はページ分割されたレポート。画面で操作して探索するなら対話型レポート。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 請求書を A4 縦の決められた書式で PDF に出力する | 印刷・PDF 出力を前提にページレイアウトを正確に制御できるのはページ分割されたレポート →選択肢(D)が正解 |
| 明細行が多くても複数ページにわたって全行を印字する | 対話型レポートの PDF エクスポートは画面に表示されている行だけが出力される →選択肢(B)を消す |
| 各ページにヘッダーとフッターを繰り返し表示する | 1 つのキャンバスに指標のタイルを並べるダッシュボードには帳票のページ構成が無い →選択肢(A)を消す |
| 取引先ごとに毎月送付する | 「配布」の語に引かれても、アプリはコンテンツを束ねる入れ物で、出力形式そのものは変わらない →選択肢(C)を消す |
ひっかけポイント
- 対話型レポートも「PDF にエクスポート」できるため候補に見えるが、出力されるのは画面に表示されている行だけ。「すべての明細行を漏れなく印字」の一文が、この選択肢を消す決め手
- 「取引先へ送付する」からPower BI アプリ(配布の仕組み)を選ぶのは、配布の手段と帳票の出力形式の取り違え。問われているのは請求書を作るコンテンツの種類
- 作成ツールの組み合わせも狙われる。対話型レポート=Power BI Desktop、ページ分割されたレポート=Power BI Report Builder。逆に覚えていると選択肢の補足で迷う
- ダッシュボードとページ分割されたレポートは用途が別物で、ページ分割されたレポートのビジュアルはダッシュボードへのピン留めもサポートされない。「1 画面の要約」と「印刷用の帳票」を混同しない
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「営業担当者がスライサーやドリルダウンで切り口を変えながら売上を分析したい」 | 対話型レポート(Power BI Desktop で作成)が正解に変わる。 |
| 「経営層が複数のレポートの主要指標を 1 画面で常に確認したい」 | ダッシュボードが正解に変わる。 |
| 「作成済みの複数のレポートとダッシュボードをまとめて社内の利用者へ配布したい」 | Power BI アプリが正解に変わる。 |
| 「ページ分割されたレポートを作成するツールはどれか」 | Power BI Report Builder(Power BI Desktop ではない)。 |
| 「請求書の PDF を定期的にメールで自動送付したい」 | ページ分割されたレポートのサブスクリプション(レポート出力全体の PDF を添付)が問われる。 |
リファレンス
この問題を解くために必要な知識を扱う公式ドキュメントです。| 知識項目 | 公式ドキュメント |
|---|---|
| ページ分割されたレポートと Power BI レポート(対話型)の PDF 出力の違い・請求書の例 | Power BI のページ分割されたレポートとは何か - Power BI | Microsoft Learn |
この要件を満たす Power BI のコンテンツとして最も適切なものはどれか。
- ダッシュボード(Power BI サービス上で、複数のレポートからピン留めしたタイルを 1 つのキャンバスにまとめたもの)
- 対話型レポート(Power BI Desktop で作成し、Power BI サービスに発行して共有する通常のレポート)
- Power BI アプリ(関連するレポートやダッシュボードを 1 か所にまとめて、利用者へ一括で配布するもの)
- ページ分割されたレポート(Power BI Report Builder で作成し、Power BI サービスに発行するレポート)
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