Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説
DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentals
問題文と選択肢
この目的に最も適した視覚化はどれか。
- 折れ線グラフ
- 円グラフ
- 積み上げ棒グラフ
- 集合棒グラフ
A. 折れ線グラフ
折れ線グラフは、Learn が「傾向(多くの場合、時系列に沿ったもの)を調べる必要がある場合に便利」と説明するとおり、四半期を追う推移を見るのに向いています。カテゴリーごとに線を引けば、各カテゴリーの売上の増減も追えます。
しかし線は各時点の値を点で結ぶだけで、各四半期の総売上の大きさと、それをカテゴリーがどう分け合っているか(構成比)を 1 つの形として示せません。「推移」という言葉だけに反応すると選んでしまう誤答です。
B. 円グラフ
円グラフは、分類された値を全体に占める比率として比較するのによく使われ、「内訳・構成比」という要件の一部には合います。
しかし 1 つの円が表すのは1 つの時点(1 つの全体)だけで、四半期ごとの変化を 1 つのグラフで比較できません。円の大きさで総売上の違いを表すこともしないため、「総売上の大きさ」も示せません。
C. 積み上げ棒グラフ
積み上げ棒グラフ(Power BI の積み上げ縦棒グラフ/積み上げ横棒グラフ)は、四半期ごとに 1 本の棒を立て、その棒をカテゴリー別の区分に積み重ねて描きます。
棒全体の高さ=その四半期の総売上、各区分の長さ=カテゴリーの内訳になるため、総売上の大きさと構成を同時に読み取れます。棒を四半期の順に並べれば、構成比がどう変わったかも 1 つのグラフで比較できます。3 つの要件をすべて満たす唯一の選択肢です。
D. 集合棒グラフ
集合棒グラフ(集合縦棒グラフ)は、四半期ごとにカテゴリー別の棒を横に並べて描きます。同じ四半期の中でカテゴリーどうしの売上額を比べるのは得意です。
しかし棒は積み重ならないので、その四半期の総売上(全体の大きさ)を 1 本の棒として示さず、各カテゴリーが総売上に占める割合も頭の中で合算しないと分かりません。問題文の「総売上の大きさと、それに占める内訳」を満たさないため不適です。
「全体の大きさ+内訳+推移」は積み上げ棒。割合だけなら 100% 積み上げ、1 時点の内訳なら円。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 四半期を追うごとの変化を 1 つのグラフで比較したい | 1 つの円が表すのは1 時点の全体だけで、複数の四半期を並べて比べられない →選択肢(B)を消す |
| 総売上に占める各カテゴリーの内訳(構成比)を示したい | 折れ線は値の推移を線で結ぶだけで、全体をカテゴリーが分け合う構成を表現できない →選択肢(A)を消す |
| 各四半期の総売上の大きさを示したい | 集合棒はカテゴリーの棒を横に並べるだけで、総売上を 1 本の棒の高さとして示さない →選択肢(D)を消す |
| 総売上・内訳・推移を同時に満たす視覚化 | 棒の高さ=総売上、区分=内訳、四半期順の並び=推移を 1 つで示す積み上げ棒グラフ →選択肢(C)が正解 |
ひっかけポイント
- 「四半期を追うごとにどう変化」の「推移」という言葉に反応して折れ線グラフを選ぶのが本命の罠。折れ線が示せるのは各系列の増減で、総売上とその内訳を同時には示せない
- 「構成比」と聞いて円グラフに飛びつかない。円グラフは1 時点の内訳を示す表現で、複数の四半期を 1 つのグラフで比べる要件に合わない
- 積み上げ棒と集合棒は名前が似ているが、積み上げ=カテゴリーを 1 本に積む(全体が見える)、集合=カテゴリーを横に並べる(個々を比べる)と得意分野が逆
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「各四半期の総売上の大きさは不要で、構成比(割合)の変化だけを比べたい」 | 100% 積み上げ棒グラフが最適に変わる。すべての棒の高さが 100% にそろうため割合は比べやすいが、総売上の大きさは読み取れなくなる。 |
| 「各カテゴリーの売上が時間とともにどう増減したか(傾向)を見たい」 | 折れ線グラフが正解に変わる。 |
| 「ある 1 つの四半期の売上を、少数のカテゴリー別の比率で示したい」 | 円グラフ(またはドーナツグラフ)が正解に変わる。 |
| 「同じ四半期の中でカテゴリーどうしの売上額を並べて比較したい」 | 集合棒グラフが正解に変わる。 |
| 「広告費と売上の関係(相関)を調べたい」 | 2 つの数値を比較する散布図が正解に変わる。 |
リファレンス
この問題を解くために必要な知識を扱う公式ドキュメントです。| 知識項目 | 公式ドキュメント |
|---|---|
| DP-900 で扱う一般的な視覚化(棒・折れ線・円・散布図など)の用途 | データ視覚化に関する考慮事項について説明する - Training | Microsoft Learn |
| Power BI の視覚化の種類(比較と傾向のグラフ・部分と全体のグラフ) | Power BI での視覚化の概要 - Power BI | Microsoft Learn |
この目的に最も適した視覚化はどれか。
- 折れ線グラフ
- 円グラフ
- 積み上げ棒グラフ
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