Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説
AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals
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問題文と選択肢
動画サービスを作成し、世界中のユーザーにビデオコンテンツを提供する計画があります。最小の遅延で最高のサービスを提供するために、次のうちどれが最も役立ちますか?
- Azure ExpressRoute
- コンテンツ配信ネットワーク(CDN)
- Azure Load Balancer
- Azure Virtual Network NAT
解説
頻出度★★★★★
この問題は、「世界中のユーザー × 動画配信 × 遅延の最小化」の要件で、ユーザーに最も近いエッジロケーションからコンテンツを返す CDNを選べるかがポイント
A. Azure ExpressRoute
Azure ExpressRoute は、オンプレミスのネットワークと Azure をインターネットを経由しない専用線で接続するサービス。
恩恵を受けるのは専用線を引いた自社拠点のユーザーだけであり、世界中の不特定多数のエンドユーザーには何の効果もない。
用途がハイブリッド接続であって配信ではないため、本問の要件を満たさない。
正解
B. コンテンツ配信ネットワーク(CDN)
CDN は世界中に分散したエッジロケーションに動画などの静的コンテンツをキャッシュし、ユーザーから最も近い拠点が応答する仕組み。
物理的な距離が縮まることでネットワーク遅延そのものが小さくなり、同時にオリジンサーバーの負荷と帯域コストも下がる。
「世界中のユーザーへ最小の遅延で動画を届ける」という要件に真正面から合致する、唯一の正解。
C. Azure Load Balancer
Azure Load Balancer は、同一リージョン内の VM などへトラフィックを分散するリージョナルなサービス(レイヤー 4)。
負荷は分散できても、ユーザーとリージョン間の物理的な距離は縮まらないため、地球の裏側のユーザーの遅延は改善しない。
なお地理的な分散振り分けを行いたい場合は Azure Traffic Manager や Azure Front Door の領域であり、Load Balancer ではない。
D. Azure Virtual Network NAT
Azure Virtual Network NAT(NAT Gateway)は、仮想ネットワークからインターネットへ出ていく通信(送信・アウトバウンド)に安定したパブリック IP を提供する仕組み。
外部から入ってくる配信トラフィックを高速化する機能はなく、コンテンツ配信とは方向自体が逆。
遅延の最小化とは無関係で、明確な誤り。
これだけ覚える(記憶フック)
「世界中のユーザーに低遅延で配信」と来たら CDN。距離そのものを縮めるのはキャッシュだけ。
「世界中のユーザーに低遅延で配信」と来たら CDN。距離そのものを縮めるのはキャッシュだけ。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 世界中のユーザーに配信する(地理的に分散) | 距離=遅延。エッジにキャッシュして距離を縮める CDNだけが根本的な解になる →選択肢(B)が正解 |
| 遅延を最小にしたい(パフォーマンス要件) | Load Balancer はリージョン内の負荷分散で、リージョンとユーザーの距離は変わらない →選択肢(C)を消す |
| 配信対象はビデオコンテンツ(大容量・繰り返し読まれる) | 同じファイルが多数のユーザーに読まれるためキャッシュの効果が最大。オリジンの負荷・帯域も削減できる →選択肢(B)が正解 |
| 相手は不特定多数のインターネットユーザー | ExpressRoute は自社拠点との専用線、NAT は VNet からの送信用で、いずれも一般ユーザーへの配信手段ではない →選択肢(A・D)を消す |
ひっかけポイント
- ExpressRoute は「高速・低遅延の専用線」という語感が強く選ばれやすいが、つながる相手はオンプレミス拠点だけ。世界中のエンドユーザーには届かない
- Load Balancer の「分散」を「世界中に分散」と読み違えないこと。Azure Load Balancer はリージョン内(VNet 内)専用で、グローバル配信の道具ではない
- NAT はアウトバウンド(VNet → インターネット)専用。配信は逆方向(インターネット → ユーザー)であり、そもそも役割が噛み合わない
- 「遅延を減らす」=「回線を太くする」ではない。物理的な距離を縮める(キャッシュを置く)のが CDN の本質という理解が問われる
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「オンプレミスのデータセンターと Azure を安定した低遅延で結びたい」 | Azure ExpressRoute が正解に浮上する。 |
| 「Web アプリを複数リージョンに配置し、グローバルに振り分け+WAF も欲しい」 | Azure Front Door(グローバルなロードバランサー+CDN 機能)が正解軸に。 |
| 「1 つのリージョン内の複数 VM にトラフィックを均等に振り分けたい」 | Azure Load Balancer が正解に変わる。 |
| 「VNet 内の VM から外部 API を呼ぶ際の送信 IP を固定したい」 | Azure Virtual Network NAT(NAT Gateway)が正解に変わる。 |
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正答率 76%
No.1 解説
動画サービスを作成し、世界中のユーザーにビデオコンテンツを提供する計画があります。最小の遅延で最高のサービスを提供するために、次のうちどれが最も役立ちますか?
- Azure ExpressRoute
- コンテンツ配信ネットワーク(CDN)
- Azure Load Balancer
- Azure Virtual Network NAT