Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説
AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals
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問題文と選択肢
Azure へのデプロイにおいて、ARM テンプレートや Bicep に代表される Infrastructure as Code(IaC)を使用する主な利点は何ですか?
- インフラ構成をコードとしてバージョン管理し、環境を自動プロビジョニングできる
- データのバックアップが不要になる
- リソースの監視やアラートの設定が不要になる
- 物理ハードウェアの利用率が自動的に向上する
解説
頻出度★★★★★
この問題は、「IaC(ARM テンプレート/Bicep)で何が得られるのか」を、インフラ構成をコード化する=バージョン管理・再現性・自動プロビジョニングという一点に絞って理解できているかがポイント
正解
A. インフラ構成をコードとしてバージョン管理し、環境を自動プロビジョニングできる
IaC はインフラの構成(VM、仮想ネットワーク、ストレージなど)を ARM テンプレートや Bicep といった宣言的なコード(ファイル)として記述する手法。
コードなので Git などでバージョン管理・レビュー・差分比較ができ、同じテンプレートを流用すれば開発/検証/本番の環境を同一構成で何度でも自動プロビジョニングできる。
手作業のポータル操作による設定ミスや環境差異(構成ドリフト)を排除できる点が最大の利点であり、これが正解。
B. データのバックアップが不要になる
IaC が管理するのはインフラの「構成」であって、その中のデータではない。
テンプレートを再適用すればストレージアカウントや VM は再作成できるが、そこに保存された業務データは復元されない。
データ保護は引き続き Azure Backup などのバックアップ機能が担うため、「バックアップが不要になる」は誤り。
C. リソースの監視やアラートの設定が不要になる
IaC はデプロイ(構成の作成・更新)を自動化する仕組みであり、デプロイ後に稼働しているリソースの状態を見張る仕組みではない。
可用性やパフォーマンスの監視・アラートは Azure Monitor などが担当する領域で、IaC を導入しても不要にはならない。
むしろ監視設定そのものを IaC でコード化して配布する、という使い方が一般的。
D. 物理ハードウェアの利用率が自動的に向上する
物理ハードウェアの調達・配置・利用効率の最適化は、クラウド事業者(Microsoft)側の責任範囲であり、利用者が IaC で操作できる対象ではない。
IaC が扱うのはあくまで Azure が提供するリソースの論理的な構成。
「ハードウェア利用率の向上」はサーバー仮想化の利点と混同させるための誤答。
これだけ覚える(記憶フック)
IaC は「インフラを Git で管理する」。得られるのは再現性と自動化であって、バックアップや監視が消えるわけではない。
IaC は「インフラを Git で管理する」。得られるのは再現性と自動化であって、バックアップや監視が消えるわけではない。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| Infrastructure as Code(ARM テンプレート/Bicep)の主な利点を問う | IaC の本質はインフラ構成の「コード化」。コードだからバージョン管理・レビュー・再利用ができる →選択肢(A)が正解 |
| 環境を何度でも同じ構成で作れるか(再現性・自動化) | 同一テンプレートで開発/検証/本番を自動プロビジョニングでき、手作業の設定ミスを排除できる →選択肢(A)が正解 |
| IaC が管理するのは「構成」であって「データ」ではない | データ保護は Azure Backup の役割。IaC を入れてもバックアップは必要 →選択肢(B)を消す |
| IaC はデプロイの自動化であって、稼働中の監視ではない | 監視・アラートは Azure Monitor の役割。IaC は監視設定の「配布」に使えるだけ →選択肢(C)を消す |
| 物理ハードウェアは誰の責務か(共有責任モデル) | 物理層の効率化はクラウド事業者側の責任で、利用者の IaC では扱えない →選択肢(D)を消す |
ひっかけポイント
- 「IaC を導入すれば運用が楽になる」というイメージから、バックアップや監視まで不要になると錯覚させるのが B・C の罠。IaC が自動化するのはデプロイだけ
- D の「物理ハードウェアの利用率」はサーバー仮想化のメリット。IaC の話とすり替えている
- IaC の利点を問われたら、キーワードは「バージョン管理」「再現性」「べき等性」「自動プロビジョニング」。この語が入っている選択肢を探すのが最短ルート
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「Azure で IaC を実現するサービス/言語はどれか」 | ARM テンプレート(JSON)/Bicep が正解軸に。Terraform も IaC ツールとして選択肢に並ぶ。 |
| 「同じテンプレートを何度実行しても同じ結果になる性質を何と呼ぶか」 | べき等性(冪等性)が正解。ARM/Bicep の宣言的デプロイの特徴。 |
| 「デプロイ済みリソースの構成を組織のルールに強制したい」 | IaC ではなく Azure Policy が正解軸に(IaC は作る側、Policy は縛る側)。 |
| 「削除やリソース変更を防止したい」 | リソースロック(Delete / ReadOnly)が正解軸に。 |
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正答率 82%
No.11 解説
Azure へのデプロイにおいて、ARM テンプレートや Bicep に代表される Infrastructure as Code(IaC)を使用する主な利点は何ですか?
- インフラ構成をコードとしてバージョン管理し、環境を自動プロビジョニングできる
- データのバックアップが不要になる
- リソースの監視やアラートの設定が不要になる
- 物理ハードウェアの利用率が自動的に向上する