Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説
AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals
問題文と選択肢
- Azure Advisor
- Azure Cost Management + Billing
- Azure Service Health
- Azure Marketplace
A. Azure Advisor
Azure Advisor は、稼働中のリソースを分析してコスト・信頼性・セキュリティ・パフォーマンス・オペレーショナルエクセレンスの観点から推奨事項を提示するサービス。
「使われていない VM を停止しましょう」といったコスト最適化の提案は行うが、予算(Budget)の設定や支出アラートの発報はできない。
提案する側であって、支出を計測・管理する側ではない点で不適。
B. Azure Cost Management + Billing
Microsoft Cost Management + Billing は、Azure のコスト分析・予算(Budget)の設定・支出アラート・請求書やコストの配賦を統合的に提供するサービスで、これが正解。
サブスクリプションやリソースグループ、タグ単位でコストを分析し、月次の予算を設定して、実績や予測が閾値(例 80%)に達した時点でアラートを通知できる。
「コスト分析」「予算」「アラート」の 3 語が問題文に並んだら、この選択肢で確定してよい。
C. Azure Service Health
Azure Service Health は、Azure 側の障害・計画メンテナンス・正常性の勧告など、自分が使っているサービスに影響するイベントを通知するサービス。
扱うのは可用性の情報であってコストではない。
アラートを出せる点が Cost Management と紛らわしいが、アラートの中身(障害情報 vs 支出)が異なるため不適。
D. Azure Marketplace
Azure Marketplace は、Microsoft やサードパーティが提供するアプリケーション・VM イメージ・ソリューションを購入・デプロイするためのオンラインストア。
そこで購入した製品の利用料は請求に含まれるが、Marketplace 自体にコスト分析や予算設定の機能はない。
「購入する場所」であって「支出を管理する場所」ではない。
予算(Budget)とアラートは Cost Management。Advisor は「安くする提案」をするだけで、予算は張れない。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| サブスクリプションのコストを分析したい | コストの内訳をサブスクリプション/リソースグループ/タグ単位で可視化するのは Cost Management のコスト分析 →選択肢(B)は候補 |
| 予算(Budget)を設定したい | 予算を設定できるのは Cost Management だけ。Advisor は推奨を出すだけで金額の上限は張れない →選択肢(A)を消す |
| 支出が閾値を超えたらアラートを受け取りたい | コストのアラートは Cost Management。障害のアラートは Service Health と、アラートの中身で切り分ける →選択肢(C)を消す |
| サービスを「買う」機能は求められていない | Marketplace はソリューションの購入・デプロイの場で、支出の分析機能はない →選択肢(D)を消す |
ひっかけポイント
- Azure Advisor もコスト最適化の推奨を出すため最有力の罠。しかし「予算を設定する」「支出アラートを出す」は Cost Management の役割で、Advisor にはない
- Service Health も「アラート」を出せるが、通知するのは Azure 側の障害・メンテナンス情報。コストとは無関係
- 「コスト分析・予算・アラート」の 3 点セットが並んだら Cost Management + Billing でほぼ確定。逆に「使っていないリソースを見つけて節約提案」なら Advisor
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「未使用の VM を検出して節約提案してほしい」 | Azure Advisor(コストの推奨事項)が正解に。 |
| 「利用中のリージョンで障害が起きたら通知してほしい」 | Azure Service Health が正解に。 |
| 「部門ごとにコストをタグで按分・配賦したい」 | タグ + Cost Management のコスト分析が正解軸(タグ付けの強制は Azure Policy)。 |
| 「移行前に Azure 利用料を見積もりたい」 | 料金計算ツール(Pricing Calculator)/TCO 計算ツールが正解軸に。実績の分析ではない点に注意。 |
- Azure Advisor
- Azure Cost Management + Billing
- Azure Service Health
- Azure Marketplace