Azure認定資格 WEB問題集&徹底解説
AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals
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問題文と選択肢
複数のサブスクリプションやリソース グループにまたがるリソースの使用状況と実際の請求コストを、単一の統合されたビューで追跡・分析し、予算やアラートによって支出を管理するために使用できるものはどれですか?
- Azure Monitor
- Azure Trust Center
- Azure 料金計算ツール
- Azure Cost Management + Billing
解説
頻出度★★★★★
この問題は、「実際にかかったコストの追跡・分析 × 予算とアラートによる管理」という要件で、見積もりツールや監視サービスと区別して Microsoft Cost Management + Billing を選べるかがポイント
A. Azure Monitor
Azure Monitor は、メトリックやログを収集してリソースのパフォーマンスと可用性を監視するサービスです。
監視という語は共通しますが、対象は CPU 使用率・応答時間・エラーといった技術的な稼働情報であり、請求金額の内訳を追跡したり予算を設定したりする機能はありません。
B. Azure Trust Center
Azure Trust Center(Microsoft Trust Center)は、セキュリティ・プライバシー・コンプライアンスに関する情報や監査レポートを公開する Web サイトです。
Azure 上のリソースを操作する管理ツールではなく、コストの追跡とはまったく無関係です。
C. Azure 料金計算ツール
Azure 料金計算ツール(Pricing Calculator)は、これから使う構成の料金を事前に見積もるための無料ツールです。
あくまで「予定」を試算するもので、実際に発生した使用量や請求額を追跡することはできません。「見積もり(事前)」と「実績の追跡(事後)」を取り違えさせる典型的なひっかけです。
正解
D. Azure Cost Management + Billing
正解。Microsoft Cost Management + Billing は、実際に発生したコストを分析・監視・最適化する FinOps ツール群です。
コスト分析で課金アカウント・サブスクリプション・リソース グループ・タグなど複数のスコープを横断して支出を可視化でき、予算(Budget)や異常検知・スケジュール済みアラートで超過を事前に知らせます。さらに Azure Advisor のコスト推奨事項を取り込み、予約や Azure ハイブリッド特典といった削減施策にもつなげられる点が、他の選択肢にはない特徴です。
これだけ覚える(記憶フック)
使う前の見積もりは料金計算ツール、使った後の追跡は Cost Management。Monitor が見るのは性能、Cost Management が見るのはお金。
使う前の見積もりは料金計算ツール、使った後の追跡は Cost Management。Monitor が見るのは性能、Cost Management が見るのはお金。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 実際の使用状況と請求コストを追跡・分析する(事後の実績) | 実績コストの可視化は Cost Management のコスト分析。見積もりツールでは不可能 →選択肢(D)が正解 |
| 複数のサブスクリプション / リソース グループを単一の統合ビューで見る | Cost Management は課金アカウント・管理グループ・サブスクリプション・タグ横断でコストを集計できる →選択肢(D)が正解 |
| 予算・アラートで支出を管理する | 予算アラート・異常アラートを備えるのは Cost Management のみ →選択肢(D)が正解 |
| 「監視」でも「事前見積もり」でもない | Azure Monitor は性能 / 可用性の監視、料金計算ツールはデプロイ前の試算。どちらも実績コストの追跡はしない →選択肢(A・C)を消す |
| 管理ツールですらないもの | Trust Center はコンプライアンス情報の公開サイト。コスト管理機能を持たない →選択肢(B)を消す |
ひっかけポイント
- Azure 料金計算ツール(見積もり)と Cost Management(実績の追跡)の対比が最頻出。「これから使う費用の試算」なら計算ツール、「すでに使った費用の分析」なら Cost Management
- Azure Monitor は「監視」という語が魅力的に見えるが、見るのはメトリックとログ(性能・可用性)であってお金ではない
- 「TCO 計算ツール」が選択肢に混ざることもある。こちらはオンプレミスと Azure の総保有コストを比較する試算ツールで、やはり実績の追跡はしない
- かつて Cost Management には AWS のコストを取り込むコネクタがあったが提供終了済みで、現在は Microsoft Cloud のコストを対象とする FinOps ツールと定義されている。「すべてのクラウドを一元管理」という古い言い回しに引きずられない
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「Azure に移行する前に、想定構成の月額を見積もりたい」 | Azure 料金計算ツールが正解に。事前の試算は Cost Management ではない。 |
| 「オンプレミスと Azure の総保有コストを比較したい」 | TCO 計算ツールが正解軸に。 |
| 「支出がしきい値を超えたら通知し、自動でアクションを起こしたい」 | Cost Management の予算(Budget)+アクション グループが正解。本問の延長線。 |
| 「未使用リソースの削除などコスト削減の推奨事項を受け取りたい」 | Azure Advisor(コストの推奨事項)が正解軸に。Cost Management からも参照できる。 |
リファレンス
この問題を解くために必要な知識を扱う公式ドキュメントです。| 知識項目 | 公式ドキュメント |
|---|---|
| 実績コストの分析・予算・アラートを担うサービス | Cost Management の概要 - Microsoft Cost Management |
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No.20 解説
複数のサブスクリプションやリソース グループにまたがるリソースの使用状況と実際の請求コストを、単一の統合されたビューで追跡・分析し、予算やアラートによって支出を管理するために使用できるものはどれですか?
- Azure Monitor
- Azure Trust Center
- Azure 料金計算ツール
- Azure Cost Management + Billing