AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
クラウドプラクティショナー
問題文と選択肢
- Amazon CloudWatch
- AWS CloudTrail
- AWS Config
- AWS Health
A. Amazon CloudWatch
Amazon CloudWatch は、メトリクスの収集・監視、ログの集約、アラームによる通知を行うモニタリングサービス。
CPU 使用率やアプリケーションログなど「リソースがどう動いているか」は分かるが、「誰がどの API を呼び出したか」という操作の証跡は記録しない。
実務では CloudTrail のログを CloudWatch Logs に送って監視するという組み合わせで使うが、記録の主体は CloudTrail 側。
B. AWS CloudTrail
AWS CloudTrail は、AWS アカウント内のAPI コールをイベントとして記録するガバナンス/監査サービス。
マネジメントコンソール・AWS CLI・AWS SDK のいずれからの操作でも、「誰が・いつ・どこから・何に対して・何をしたか」が記録され、既定でも直近 90 日の管理イベントを追跡でき、証跡(証跡=Trail)を作成すれば S3 に長期保管できる。
セキュリティ分析・コンプライアンス監査・変更追跡という要件に直結する唯一の選択肢であり、これが正解。
C. AWS Config
AWS Config は、AWS リソースの構成(設定内容)とその変更履歴を記録し、ルールへの準拠を評価するサービス。
「セキュリティグループがいつ開放された設定になったか」といったリソースの状態は分かるが、操作の呼び出し元やユーザーを記録する監査証跡そのものは CloudTrail の役割。
CloudTrail と併用して「設定変更の中身(Config)」と「実行者(CloudTrail)」を突き合わせるのが定石。
D. AWS Health
AWS Health(AWS Health Dashboard)は、AWS 側のサービス障害やメンテナンス、アカウントに影響するイベントを通知するサービス。
「AWS が起こしたこと」を知らせる仕組みであり、「利用者が行った操作」を記録・監査する機能はない。
CloudTrail=誰が何をしたか(Who/What)。CloudWatch=どう動いているか(性能)。Config=どう設定されているか(構成)。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| アカウント内の API アクティビティを継続的に記録 | API コールの記録は CloudTrail の定義そのもの →選択肢(B)が正解 |
| マネジメントコンソール・SDK でのユーザーアクションを含む | 「誰が操作したか」まで残す必要がある。性能メトリクス(CloudWatch)でも構成情報(Config)でも代替できない →選択肢(A・C)を消す |
| 監査・コンプライアンスに利用できる | 証跡を S3 に保管し、長期保存・改ざん検知(ログファイル検証)ができるのは CloudTrail →選択肢(B)が正解 |
| AWS 側の障害情報ではなく、自アカウントの操作履歴が必要 | AWS Health は AWS 側のイベント通知であり、利用者の操作は記録しない →選択肢(D)を消す |
ひっかけポイント
- CloudWatch と CloudTrail の名前が似ているのが最大の罠。Trail=証跡(操作の足跡)、Watch=監視(動作状況)と切り分ける
- AWS Config も「記録」「監査」の語感が強いが、記録するのはリソースの構成と変更履歴であって API コールの実行者ではない
- 「CloudTrail のログを CloudWatch Logs で監視する」という実運用の組み合わせを知っていると、逆に CloudWatch を選びたくなる。問われているのは“記録する主体”
- AWS Health は「Health=健全性チェック」に見えるが、対象は自分の操作ではなく AWS 側のサービス状態
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「リソースの設定が社内ルールに準拠しているかを継続的に評価したい」 | AWS Config(Config ルール)が正解に変わる。 |
| 「EC2 のCPU 使用率が閾値を超えたら通知したい」 | Amazon CloudWatch(アラーム)が正解に。 |
| 「AWS 側のメンテナンスや障害の影響を事前に知りたい」 | AWS Health Dashboard が正解に。 |
| 「不審な API 呼び出しや脅威を自動検知したい」 | Amazon GuardDuty(CloudTrail ログ等を分析)が正解軸に。 |
| 「監査証跡を数年間、改ざん不可で保管したい」 | CloudTrail の証跡を S3(Object Lock) に出力する構成が問われる。 |
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