AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
クラウドプラクティショナー
AWS認定資格であるクラウドプラクティショナー(CLF)の取得を目指す人のために、合格率や難易度、勉強時間についての疑問に答えていきたいと思います。
- 合格率の予想は60%前後
- 難易度はITパスポートと同じくらい
- 勉強時間の目安は20~60時間(基本情報保持~IT未経験者)
クラウドプラクティショナー(CLF)の合格率は?
まずはじめに、AWS認定資格を主催する Amazon Web Services社 はAWS認定資格の合格率を公表していません。
そのため、正確な合格率を知ることができませんが、60%前後と予想します。
少し高いと思うこの予想合格率の根拠は以下の2点です。
問題
コンピューティングワークロードが変動するアプリケーションにとって、AWS が従来型データセンターよりも経済的であるのはなぜですか。
- Amazon EC2 の利用料金は毎月請求される。
- ユーザーは常に、自分の Amazon EC2 インスタンスに対するフル管理アクセス権限を付与される。
- Amazon EC2 インスタンスは、必要に応じて起動できる。
- ユーザーは、ピーク時間帯のワークロードを処理するのに十分な数のインスタンスを常に実行できる。
正解は C です。
利用者は、必要に応じてインスタンスを起動できるので、ユーザーは、ワークロードの変動に合わせてインスタンスを起動および削除できます。
この方法は、ピーク時間帯のワークロードを処理するのに十分な数のオンプレミスサーバーを購入する方法に比べ、より経済的です。
この問題をみて、前提となるIT知識は必要と思いますでしょうか?
いらないですよね。問われている内容は、AWSの特徴であってIT知識ではありません。
つまり、AWS認定資格は、ざっくりえ言えば、AWSというサービスの理解度レベルを問う資格です。
そのため、AWS認定資格を受験するにあたって前提となるIT知識はほとんど求められません。
そして、合格率60%の根拠ですが、ITパスポートの合格率である50%から予想しています。
ITパスポートはIT初心者の入門資格で、CLFはAWS初心者の入門資格です。
ただし、AWSが該当するクラウドの知識は、ITという大枠の一部となります。
そのため、CLFの受験者の多くは、ITパスポートレベルの知識は既に持っていると予想されます。
よって、直接的なIT知識を問われることは少ないですが、既にITパスポートレベルの方が受験するという意味ではITパスポートの合格率+10%である60%辺りが妥当と考えます。
(無理やりすぎますが、ある数字からどうにか予想してみました笑)
前述しましたが、AWS認定資格は、AWSの理解度レベルを問う資格です。
そのため、AWSの各サービスの特徴を暗記していれば、特のは簡単です。
先程の問題でも、S3のライフサイクル構成ルールを知ってさえいれば解答することができます。
問題
Amazon CloudWatch アラームに基づいてアラートを送信するには、どのサービスを使用すればよいですか。
- Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS)
- AWS CloudTrail
- AWS Trusted Advisor
- Amazon Route 53
正解は A です。
この問題については、正解にたどり着くパターンが3通りあるかと思います。
パターン1は、Amazon SNSについて知っているパターンです。これが分かっていれば即答できます。
パターン2は、サービス名称から推測するパターンです。問題文は丁寧にAmazon Simple Notification Service (Amazon SNS)と
略称ではなく、正式名称で係れています。ここで、サービス名の中にNotification(通知)という単語が含まれるため、問題文の“アラームを送信”と類推して回答できます。
パターン3は、A以外の選択肢のサービスについて知っており、消去法で回答できるパターンです。
ちなみに、AWS CloudTrailは「ユーザーアクティビティと API 使用状況の追跡」するサービスで、AWS Trusted Advisorは「パフォーマンスとセキュリティを最適化」するサービス。
Amazon Route 53は「スケーラブルなドメインネームシステム (DNS)」です。
そのため、CLFでは深い知識は求められないかもですが、広く浅くは知っていた方がよいです。
当サイトでは、CLFに出るAWSサービス一覧について概要や特徴をまとめていますので、是非学習に役立ててください。
AWSサービス一覧と出題ポイント(CLF)
クラウドプラクティショナー(CLF)の難易度と勉強時間の目安は?
AWS認定資格のクラウドプラクティショナー(CLF)の難易度は、情報処理技術者試験(IPA)のエントリーレベルであるITパスポートと同じくらいかと思っています。
これは、単純な比較ではなく受験者層を考慮しての比較になります。
ITパスポートの受験者は、ITをメインの仕事とはしていないが、一般的なITリテラシーがあることを証明するため、もしくはこれからIT企業に就職しようとする方がほとんどかと思います。
すでにITをメインの仕事としている人がエントリーレベルとして受けるIT資格は、ITパスポートではなく一つ上の基本情報処理技術者になります。
対して、CLFの受験者は、既にITに関わる仕事をしている方が多いと予想されます。
そして、CLFはAWSの資格としてはエントリーレベルとなります。
そのため、ITパスポートとCLFの受験者を比較すると以下のようになります。
- ITパスポートの受験者:ITの初心者
- CLFの受験者:AWSの初心者
ということで、受験者層を考慮すれば、CLFとITパスポートの難易度は同程度と言えるかと思います。
ネットの口コミや当サイト利用者のコメントを調べた感じだと、以下が目安になるかと思います。
- IT業務未経験:60時間
- ITパスポート保持レベル:40時間
- 基本情報処理技術者試験保持レベル:20時間
IT業務未経験の場合、60時間の使い道は以下が目安になるかと思います。
18時間:インプット(市販の教科書)
42時間:アウトプット(問題集や模擬試験)
一般的に、記憶の定着はインプット3:アウトプット7が黄金比と言われており、上記の時間を目安に学習を進めるとよいかと思います。
そして、アウトプットをする際には是非当サイトをご利用ください。
当サイトは、問題ごとに利用者がコメントを出来るようになっていますが、当サイトのみで合格したという口コミが多数記載頂いています。