AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説

クラウドプラクティショナー

正解 C問題
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問題文と選択肢
システム管理者が、ユーザーのAWSマネジメントコンソールへのログインセキュリティを強化したいと考えています。この要件を満たすために最も適切な対策は次のうちどれですか?
  • Amazon Cloud Directoryを使用する
  • AWS Identity and Access Management(IAM)ポリシーを定期的に見直す
  • 多要素認証(MFA)を有効にする
  • AWS CloudTrailを有効にする
解説 頻出度★★★★★
この問題は、「ログイン(認証)そのものを強化する」という要件に対し、権限管理(IAM ポリシー)や監査(CloudTrail)ではなく MFA(多要素認証)を選べるかがポイント。「認証」「認可」「監査」の役割の違いが問われます

A. Amazon Cloud Directoryを使用する

Amazon Cloud Directory は、組織図や機器のカタログといった階層構造データを格納・検索するためのディレクトリストアです。
AWS マネジメントコンソールへのサインインを制御する仕組みではなく、ログインのセキュリティ強化とは無関係です。
「Directory」の語から Active Directory 連携を連想させる引っかけですが、その用途なら AWS Directory Service や IAM Identity Center が該当します。

B. AWS Identity and Access Management(IAM)ポリシーを定期的に見直す

IAM ポリシーの定期的な見直しは、最小権限の原則を保つ「認可」側の対策としては有効で、実施すべきベストプラクティスです。
しかしポリシーが制御するのは「ログイン後にどのリソースへ何ができるか」であり、ログイン時の本人確認を強化するものではありません
パスワードが漏れた場合の不正サインインは防げないため、設問の要件(ログインセキュリティの強化)には直接応えません。

正解

C. 多要素認証(MFA)を有効にする

MFA(多要素認証)を有効にすると、ユーザー名とパスワード(知識要素)に加えて、認証アプリやセキュリティキーが生成するワンタイムコード等(所持要素)がサインイン時に要求されます。
これにより、パスワードが漏洩しても第 2 の要素が無ければログインできず、不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。
特にルートユーザーと特権 IAM ユーザーへの MFA 有効化は AWS のセキュリティベストプラクティスの筆頭であり、コンソールログインを直接強化する唯一の選択肢=正解です。

D. AWS CloudTrailを有効にする

AWS CloudTrail は、アカウント内のAPI 呼び出しやコンソール操作の履歴を記録する監査ログサービスです。
不正ログインの事後検知・追跡には役立ちますが、ログインそのものを阻止・強化する機能はありません(記録は「予防」ではなく「発見的統制」)。
設問は「ログインセキュリティを強化する対策」を求めているため不適です。

これだけ覚える(記憶フック)
ログインを固めるなら MFA。ポリシーは「何ができるか(認可)」、CloudTrail は「何をしたか(監査)」。
正解への思考ルート 問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。
要件 判断ポイント
強化したいのは「マネジメントコンソールへのログイン」 対象は認証(本人確認)のレイヤー。認可(権限)や監査(ログ)とは層が異なる
→選択肢(C)が正解
パスワードだけでは漏洩時に突破される MFA で「所持要素」を追加すれば、パスワードが漏れても単独ではサインインできない
→選択肢(C)が正解
IAM ポリシーの見直しは何を守るか ログイン後の権限(認可)を最小化する施策。ログイン自体の強化にはならない
→選択肢(B)は候補に見えるが消す
記録・検知系のサービスか CloudTrail は操作履歴の記録=事後の監査。Cloud Directory は階層データの管理で認証と無関係
→選択肢(A・D)を消す
ひっかけポイント
  • 選択肢 B(IAM ポリシーの見直し)はそれ自体が正しいベストプラクティスなので選びがち。しかし設問が求めるのは「ログイン=認証」の強化で、ポリシーは「認可」の話
  • CloudTrail は「セキュリティ強化」の文脈で頻出するが、予防的統制ではなく発見的統制。「防ぐ」のか「記録する」のかを読み分ける
  • Amazon Cloud Directory と AWS Directory Service は別物。前者は階層データストア、後者が Microsoft AD 連携。名前の似たサービスに注意
  • MFA はルートユーザーに最優先で設定する。「ルートユーザーの保護策は?」という形で問われても答えは同じ MFA(+日常運用ではルートを使わない)
出題バリエーション 同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。
問題文がこう変わったら 正解はこう変わる
ルートユーザーのセキュリティを保護するベストプラクティスは」 MFA の有効化+アクセスキーを作らない・日常業務では使わないが正解軸に。
「社員が既存の社内 ID(Active Directory)でシングルサインオンしたい」 AWS IAM Identity Center(旧 AWS SSO)が正解に変わる。
誰がいつどの API を呼び出したかを追跡したい」 AWS CloudTrail が正解に変わる。
アプリケーションからの AWS アクセスで長期キーを使わないようにしたい」 IAM ロール(一時的な認証情報)が正解軸に。MFA はコンソールログイン向けの対策。
関連サービスの解説 AWS IAM Identity Center (AWS Single Sign-On)
AWS CloudTrail
AWS Identity and Access Management (AWS IAM)
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No.10 解説
システム管理者が、ユーザーのAWSマネジメントコンソールへのログインセキュリティを強化したいと考えています。この要件を満たすために最も適切な対策は次のうちどれですか?
  • Amazon Cloud Directoryを使用する
  • AWS Identity and Access Management(IAM)ポリシーを定期的に見直す
  • 多要素認証(MFA)を有効にする
  • AWS CloudTrailを有効にする

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