AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
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問題文と選択肢
複数のサーバーを異なるアベイラビリティーゾーンに配置することで主に実現できる、AWS Well-Architected Framework の設計原則はどれですか?
- 単一障害点の排除による可用性の向上
- 需要の変化に応じた自動スケーリング(伸縮性の実現)
- コンポーネント間の依存関係の最小化(疎結合)
- 使用した分だけ支払う従量課金によるコストの最適化
解説
頻出度★★★★★
この問題は、「複数の AZ に分散配置する = 単一障害点(SPOF)をなくして可用性を上げる」という信頼性の設計原則を、伸縮性・疎結合・コスト最適化と区別できるかがポイント
正解
A. 単一障害点の排除による可用性の向上
アベイラビリティーゾーン(AZ)は物理的に分離されたデータセンター群であり、複数の AZ にサーバーを分散配置すると、1 つの AZ が丸ごと障害になっても残りの AZ で処理を継続できます。
これは「単一障害点(Single Point of Failure)を排除する」という、Well-Architected Framework の信頼性の柱における基本の設計原則そのものです。したがってこれが正解です。
B. 需要の変化に応じた自動スケーリング(伸縮性の実現)
伸縮性(Elasticity)は、需要の変動に合わせてリソース数を増減させるという考え方で、実現手段は Amazon EC2 Auto Scaling などです。
マルチ AZ 構成と併用されることは多いものの、AZ に分けること自体は「増減」ではなく「分散」であり、伸縮性を実現する原則ではありません。
C. コンポーネント間の依存関係の最小化(疎結合)
疎結合(Loose Coupling)は、Amazon SQS のキューや API を挟むなどしてコンポーネント間の直接的な依存を減らす設計です。
これはアプリケーションアーキテクチャ上の結合度の話であり、サーバーを物理的にどの AZ へ置くかとは別の観点です。
D. 使用した分だけ支払う従量課金によるコストの最適化
従量課金によるコスト最適化はクラウドの料金モデル(使った分だけ支払う)の話です。
マルチ AZ 配置はむしろ冗長なリソースを追加で稼働させるため費用は増える方向であり、この配置によって実現される設計原則ではありません。
構成図
利用者 ──▶ ロードバランサー
├──▶ アベイラビリティーゾーン A:EC2
└──▶ アベイラビリティーゾーン C:EC2
(片方の AZ が障害でも、もう片方が処理を継続 = 単一障害点の排除)
これだけ覚える(記憶フック)
マルチ AZ = 単一障害点の排除(可用性)。「増やす」目的が“処理量”ならスケーリング、“落ちない”なら可用性。
マルチ AZ = 単一障害点の排除(可用性)。「増やす」目的が“処理量”ならスケーリング、“落ちない”なら可用性。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 複数の AZ に分散配置する | AZ は物理的に分離されており、1 つの AZ の障害が全体停止につながらない=単一障害点の排除 →選択肢(A)が正解 |
| 実現したいのは「落ちないこと」(可用性・信頼性) | 需要変動への追随ではないため、自動スケーリング(伸縮性)は目的が異なる →選択肢(B)を消す |
| 対象はサーバーの配置場所であり、アプリの構造ではない | 疎結合は SQS などでコンポーネント間の依存を減らす設計で、AZ 分散とは別の観点 →選択肢(C)を消す |
| 冗長化はコスト削減策ではない | AZ をまたいでリソースを増やす構成なので、従量課金によるコスト最適化とは結びつかない →選択肢(D)を消す |
ひっかけポイント
- マルチ AZ 構成は Auto Scaling とセットで語られることが多いが、AZ 分散=可用性、Auto Scaling=伸縮性と目的で切り分ける
- 「複数のサーバー」という語から負荷分散・スケールアウトを連想させるのが罠。設問が問うのは「異なる AZ に置くこと」で得られる効果
- 冗長化はコストが増える方向。可用性の話をコスト最適化にすり替える選択肢に注意
- 複数 AZ は同一リージョン内の分散。リージョンをまたぐ災害対策(DR)と混同しない
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「アクセス急増に合わせてサーバー台数を自動で増減したい」 | 伸縮性(Amazon EC2 Auto Scaling)が正解軸に変わる。 |
| 「注文処理をキューで受けて後続処理と切り離したい」 | 疎結合(Amazon SQS)が正解に。 |
| 「リージョン全体の災害に備えたい」 | マルチリージョン構成・バックアップによる災害対策(DR)が正解軸に。 |
| 「サーバーの管理をやめて運用負荷を下げたい」 | サーバーレス(AWS Lambda 等)やマネージドサービスの活用が正解に。 |
| 「世界中のユーザーへ低レイテンシーで配信したい」 | エッジロケーション/Amazon CloudFront が正解軸に。 |
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No.15 解説
複数のサーバーを異なるアベイラビリティーゾーンに配置することで主に実現できる、AWS Well-Architected Framework の設計原則はどれですか?
- 単一障害点の排除による可用性の向上
- 需要の変化に応じた自動スケーリング(伸縮性の実現)
- コンポーネント間の依存関係の最小化(疎結合)
- 使用した分だけ支払う従量課金によるコストの最適化
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