AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説

クラウドプラクティショナー

AWS Trusted Advisor の概要と試験出題ポイントは?

AWSサービスの一つであるAWS Trusted Advisorはどんな内容なのでしょうか?また、AWS認定資格のクラウドプラクティショナー(CLF)に合格するためには、サービスのどんなポイントを押さえておけばよいのでしょうか?
ここでは、そんなあなたの疑問に回答していきたいと思います

AWS Trusted Advisor 徹底解説 | AWS認定試験の頻出ポイントまとめ

1. サービス概要

AWS Trusted Advisorは、AWSのベストプラクティスに基づいてAWS環境を自動分析し、コスト削減・パフォーマンス改善・セキュリティ強化・耐障害性向上・サービス制限の観点から推奨事項を提供するアドバイザーツールです。

利用可能なチェック数はAWSサポートプランによって異なります。Basic/Developerプランでは限定的なチェックのみ、BusinessまたはEnterpriseサポートプランで全チェックが解放されます。

2. 主な特徴と機能

2.1 5つのチェックカテゴリ

  • コスト最適化(Cost Optimization): 未使用・アイドルリソースの特定(未使用のEC2・ELB・EIPなど)。RI/SPの活用機会。S3ストレージクラス最適化。
  • パフォーマンス(Performance): EC2インスタンスの過負荷・低利用率の検出。CloudFront設定の最適化。EBS IOPS最適化。
  • セキュリティ(Security): IAMのMFA未設定・パスワードポリシー・ルートアカウント使用。S3バケットのパブリックアクセス。セキュリティグループの不審なポート開放。
  • 耐障害性(Fault Tolerance): シングルAZのリソース(RDS・ELB未使用・EC2 Auto Scaling未設定)。S3バージョニング未設定。EBSスナップショット未作成。
  • サービス制限(Service Limits): AWSサービスのデフォルト制限に近づいているリソースを警告。80%超で黄色、100%で赤色アラート。

2.2 チェックの可用性(サポートプラン依存)

  • Basic / Developer: 6つの基本セキュリティチェックのみ(S3パブリックアクセス・セキュリティグループ・IAM root・MFA等)。
  • Business / Enterprise: 全チェック(200以上)にアクセス可能。Trusted Advisor API・EventBridge統合も使用可能。

2.3 Trusted Advisor Priority

Enterprise Onramp / Enterpriseサポートプランで利用可能な機能。TAM(テクニカルアカウントマネージャー)と連携し、最優先で対処すべき推奨事項をハイライト。

3. アーキテクチャおよび技術要素

  1. Trusted Advisorが定期的(週次更新・一部はリアルタイム)にAWSアカウントのリソースをスキャン。
  2. 各チェックに緑(OK)・黄(調査推奨)・赤(要対応)のステータスを表示。
  3. Business/Enterprise: EventBridgeでTrusted Advisorチェックのステータス変化を検知→SNS通知・Lambda自動修復。

4. セキュリティと認証・認可

  • IAMアクセス制御: Trusted Advisorへのアクセスはサポートプランに紐付き(account-levelサービス)。IAMポリシーでTrusted Advisor API呼び出しを制限可能。
  • Organizations統合: AWS Organizations管理アカウントからメンバーアカウントの推奨事項を集中確認(Organizationsの一括有効化が必要)。

5. 料金形態

  • Basic / Developer: 基本チェックのみ無料(追加料金なし)。
  • Business / Enterprise: AWSサポートプラン料金に含まれる(全チェックへのアクセス・API・EventBridge統合が含まれる)。

6. よくあるアーキテクチャ・設計パターン

  • 自動コスト最適化: Trusted Advisor(未使用EC2の検出)→ EventBridge → Lambda(インスタンスをstop/terminate)で不使用リソースの自動削除。
  • セキュリティ体制強化: Trusted Advisorのセキュリティチェック(MFA/IAM/SG)を定期確認してコンプライアンス状況を把握。Security Hubと組み合わせて統合セキュリティポスチャー管理。

7. 設定・デプロイ手順(ハンズオン例)

  1. AWSコンソールでTrusted Advisorを開く(右上の「サポート」メニューから)。
  2. 各カテゴリのチェック結果を確認(緑/黄/赤のステータス)。
  3. Business以上: EventBridgeで「Trusted Advisor Check Item Refreshed」イベントをキャプチャ→SNSで通知設定。
  4. 推奨事項に従ってリソースを最適化・修正。

8. 試験で問われやすいポイント

8.1 サポートプランと機能制限

  • Q: Trusted Advisorの全チェックにアクセスするために必要なサポートプランは?
    A: BusinessまたはEnterpriseサポートプラン(Basic/DeveloperはS3パブリックアクセス等6つのセキュリティチェックのみ)。

8.2 5つのカテゴリ

  • Q: Trusted Advisorの5つのチェックカテゴリは?
    A: コスト最適化・パフォーマンス・セキュリティ・耐障害性・サービス制限(Service Limits)。

8.3 自動対応

  • Q: Trusted Advisorのチェック結果が変化した際に自動でアクションを実行するには?
    A: EventBridgeでTrusted Advisorイベントをキャプチャ→Lambda/SNSで自動対応(Business/Enterprise以上で利用可能)。

8.4 Well-Architected Toolとの違い

  • Q: Trusted AdvisorとWell-Architected Toolの違いは?
    A: Trusted Advisorは実際のAWSリソースを自動スキャンして即座のベストプラクティス推奨を提供。Well-Architected Toolはアーキテクチャ設計のレビュー(質問形式・設計評価)。