AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
クラウドプラクティショナー
問題文と選択肢
有効化された後は、部門やチーム単位でコストをフィルタリングして分析できるようになります。
この目的で使用する AWS の機能はどれですか?
- コスト配分タグ (Cost Allocation Tags)
- AWS Budgets
- AWS Cost and Usage Report (AWS CUR)
- AWS Cost Explorer
A. コスト配分タグ (Cost Allocation Tags)
正解。コスト配分タグは、AWS リソースに付けたタグ(キーと値のペア)を請求コンソールで「有効化」することで、請求データの分類軸として使えるようにする機能です。
例えば Department=Sales、Project=AppX のようなタグを有効化すると、翌月以降のコストデータにその列が現れ、Cost Explorer や Cost and Usage Report で部門・チーム単位のフィルタリングや内訳分析ができるようになります。
「リソースにメタデータを付与し、有効化することで請求データに反映させる」という設問の記述そのものであり、要件を満たす唯一の選択肢です。
B. AWS Budgets
AWS Budgets は、コストや使用量の予算(しきい値)を設定し、超過または超過予測時にアラートを通知するサービスです。
予算をコスト配分タグでフィルタして設定することはできますが、あくまでタグを「使う側」であり、リソースにメタデータを付けて請求データに分類軸を追加する機能ではありません。
設問は通知や予算管理を求めていないため不適です。
C. AWS Cost and Usage Report (AWS CUR)
AWS Cost and Usage Report (AWS CUR) は、最も詳細な請求・使用量データをAmazon S3 に CSV / Parquet 形式で出力するレポートです。
有効化済みのコスト配分タグは CUR の列として出力されるため相性は良いものの、それはタグが先に有効化されていて初めて成立する話であり、CUR 自体がタグを設定・有効化する機能ではありません。
「分類のためにメタデータを付与する」という設問の要件には答えていません。
D. AWS Cost Explorer
AWS Cost Explorer は、コストと使用状況をグラフや表で可視化し、傾向分析や将来予測を行うツールです。
コスト配分タグでフィルタ・グループ化した分析ができるため紛らわしいですが、これもタグを消費する分析ツールであって、リソースへのメタデータ付与や請求データへの反映を担う機能ではありません。
「フィルタリングして分析できるようになるための仕組み」を問われている点を読み違えると選んでしまう典型的な誤答です。
コストを「切る軸」を作るのがコスト配分タグ、「切って見る」のが Cost Explorer / CUR。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| リソースにキーと値のペアのメタデータを付与する | AWS でリソースに付けるキーと値のメタデータ=タグ。請求用途で使うものがコスト配分タグ →選択肢(A)が正解 |
| 請求コンソールで有効化すると請求データに反映される | タグは有効化して初めて請求データの列になる。この「有効化」という操作を持つのはコスト配分タグだけ →選択肢(B・C・D)を消す |
| 部門やチームごとにコストをフィルタリングして分析できるようになる | 「分析できるようになる」=分析の前提となる分類軸を作る側を問われている。Cost Explorer / CUR はその軸を使う側 →選択肢(C・D)は候補だが消す |
| 予算超過の通知は求められていない | 予算としきい値アラートは AWS Budgets の役割。設問に通知要件が無い時点で外せる →選択肢(B)を消す |
ひっかけポイント
- Cost Explorer も CUR も「コスト配分タグでフィルタできる」ため正解に見えるが、タグを作る側と使う側の違いを問うのが本問。設問の「メタデータを付与し、有効化する」という記述に対応するのはタグだけ
- コスト配分タグは有効化しないと請求データに現れないのが最大の落とし穴。リソースにタグを付けただけでは請求レポートで使えず、請求コンソールでの有効化が必須
- 有効化したタグが請求データに反映されるのは有効化以降のコストで、過去に遡って適用されるわけではない点も CLF で問われやすい
- AWS Budgets を「コスト管理といえば予算」という連想だけで選ばないこと。設問に「アラート」「しきい値」の語が無ければ Budgets ではない
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「コストや使用量がしきい値を超えたら通知したい」 | 正解は AWS Budgets に変わる。 |
| 「最も詳細な請求データを S3 に出力し、Athena や QuickSight で分析したい」 | 正解は AWS Cost and Usage Report (AWS CUR) に変わる。 |
| 「過去のコスト傾向をグラフで可視化し、将来のコストを予測したい」 | 正解は AWS Cost Explorer に変わる。 |
| 「複数アカウントのコストを一括請求(Consolidated Billing)でまとめ、ボリューム割引を効かせたい」 | 正解は AWS Organizations に変わる。 |
| 「組織全体でタグの付け方を強制・統一したい」 | 正解は AWS Organizations のタグポリシーに変わる。 |
有効化された後は、部門やチーム単位でコストをフィルタリングして分析できるようになります。
この目的で使用する AWS の機能はどれですか?
- コスト配分タグ (Cost Allocation Tags)
- AWS Budgets
- AWS Cost and Usage Report (AWS CUR)
- AWS Cost Explorer
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