AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
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問題文と選択肢
ある企業が、AWS Fargate上でコンテナベースのWebアプリケーションを運用しています。このアプリケーションは、Network Load Balancerを経由してユーザーリクエストを処理しており、画像ファイルやCSSなどの静的コンテンツと、APIレスポンスなどの動的コンテンツの両方を提供しています。運用チームがデータ転送コストを分析したところ、全体のデータ転送量の約80%が静的コンテンツの配信によるものであることが判明しました。Solutions Architectとして、コスト削減とネットワーク効率の向上を実現するために推奨すべき対策はどれですか。
- 静的コンテンツをAmazon S3に配置し、Amazon CloudFrontを使用して配信する
- Amazon EFSに静的コンテンツを移行し、複数のコンテナから直接読み込む
- 動的コンテンツの生成処理をAmazon S3イベント通知とAWS Lambdaで実装する
- Network Load BalancerをApplication Load Balancerに変更し、パスベースルーティングを設定する
解説
頻出度★★★★★
この問題は、「静的コンテンツが全体転送量の8割 × コスト削減 × ネットワーク効率化」の要件で、静的アセットをS3+CloudFrontに切り出し、Fargateを動的処理に専念させるという定石を選べるかがポイント
正解
A. 静的コンテンツをAmazon S3に配置し、Amazon CloudFrontを使用して配信する
静的コンテンツをAmazon S3に配置し、Amazon CloudFrontで配信することで、データ転送量の8割を占める静的コンテンツをFargate/NLBの経路から完全に切り離せる。
CloudFrontのエッジキャッシュによりオリジンへのリクエスト自体も減り、レイテンシとコストの両方を改善できる、静的コンテンツ配信の定番パターン。
B. Amazon EFSに静的コンテンツを移行し、複数のコンテナから直接読み込む
Amazon EFSは複数コンテナからの共有ファイルアクセスには有効だが、CDNやキャッシュ機能を持たず、配信経路は依然としてFargate/NLBを通過する。
EFSのストレージ・スループット課金はS3より高く、データ転送量やコストの根本的な削減にはつながらない。
C. 動的コンテンツの生成処理をAmazon S3イベント通知とAWS Lambdaで実装する
動的コンテンツの生成をS3イベント通知とLambdaで実装するという発想は、問題の本質(静的コンテンツが転送量の8割を占める点)とは無関係な対策にすり替わっている。
動的コンテンツはむしろFargateで処理を継続すべきで、この構成はコスト削減にも寄与しない。
D. Network Load BalancerをApplication Load Balancerに変更し、パスベースルーティングを設定する
Network Load BalancerをApplication Load Balancerに変更しパスベースルーティングを設定しても、静的コンテンツの配信経路自体(Fargateから配信される点)は変わらない。
振り分けの柔軟性は上がるが、データ転送量やコストという本質的な課題には対処できない。
構成図
【現状】ユーザー → Network Load Balancer → Fargate(静的+動的) 【改善後】 ユーザー ─静的80%─▶ CloudFront ─▶ S3 ユーザー ─動的20%─▶ Network Load Balancer ─▶ Fargate(動的のみ)
これだけ覚える(記憶フック)
静的コンテンツはS3+CloudFrontに逃がすのが鉄則。アプリサーバー側の負荷分散設定をいじる話ではない。
静的コンテンツはS3+CloudFrontに逃がすのが鉄則。アプリサーバー側の負荷分散設定をいじる話ではない。
正解への思考ルート
問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。| 要件 | 判断ポイント |
|---|---|
| 静的コンテンツが全体データ転送量の約80%を占める | 転送量の大半を占める静的アセットを配信専用の仕組み(S3+CDN)に切り出すのが定石 →選択肢(A)が最有力 |
| コスト削減とネットワーク効率の向上 | CloudFrontのエッジキャッシュによりオリジンへのリクエスト自体が減少し、転送コストと遅延の両方を改善 →選択肢(A)を後押し |
| 静的コンテンツの置き場所を変えるだけでは転送量は減らない | EFS へ移行しても配信経路は Fargate/NLB 経由のままで、CDN のようなキャッシュ機能もない →選択肢(B)を消す |
| Network Load Balancer経由でコンテナから配信中 | ロードバランサーの種類変更だけでは静的コンテンツの配信経路自体は変わらない →選択肢(D)を消す |
| 動的コンテンツ(APIレスポンス)も提供している | 動的処理はFargateに残すべきで、S3イベント+Lambdaへの置き換えは無関係な対策 →選択肢(C)を消す |
ひっかけポイント
- 「EFSなら複数コンテナから共有できて良さそう」に見えるが、EFSはCDN機能を持たず配信経路もFargate経由のままで、転送コストの削減には直結しない
- 選択肢D「ロードバランサーの種類変更」は改善策に見えるが、静的コンテンツの配信元がFargateのままである点は変わらないため効果が薄い
- 選択肢C「動的コンテンツの生成処理をLambda化」は、問題の本質(静的コンテンツの転送量)とは無関係な対策にすり替えている典型的なひっかけ
出題バリエーション
同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。| 問題文がこう変わったら | 正解はこう変わる |
|---|---|
| 「静的コンテンツの更新頻度が高く、常に最新版を配信したい」 | CloudFrontのキャッシュ無効化(Invalidation)やTTL短縮が論点として追加される。 |
| 「世界中のユーザーへ低遅延で配信したい」という要件が加わる | CloudFrontのエッジロケーション活用がより強く問われる。 |
| 「静的コンテンツを認証済みユーザーのみに配信したい」 | CloudFrontの署名付きURL/署名付きCookieが正解軸に加わる。 |
| 「課題が動的コンテンツ側のレイテンシに変わる」 | FargateのAuto Scaling見直しやALBへの変更が論点になる。 |
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No.17 解説
ある企業が、AWS Fargate上でコンテナベースのWebアプリケーションを運用しています。このアプリケーションは、Network Load Balancerを経由してユーザーリクエストを処理しており、画像ファイルやCSSなどの静的コンテンツと、APIレスポンスなどの動的コンテンツの両方を提供しています。運用チームがデータ転送コストを分析したところ、全体のデータ転送量の約80%が静的コンテンツの配信によるものであることが判明しました。Solutions Architectとして、コスト削減とネットワーク効率の向上を実現するために推奨すべき対策はどれですか。
- 静的コンテンツをAmazon S3に配置し、Amazon CloudFrontを使用して配信する
- Amazon EFSに静的コンテンツを移行し、複数のコンテナから直接読み込む
- 動的コンテンツの生成処理をAmazon S3イベント通知とAWS Lambdaで実装する
- Network Load BalancerをApplication Load Balancerに変更し、パスベースルーティングを設定する
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