AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説

ソリューションアーキテクト – アソシエイト

正解 A問題
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問題文と選択肢
ある企業では、複数拠点のオンプレミス環境にあるLinuxサーバー間で、rsyncを使用してデータの同期を行っています。現在、このシステムをAWSクラウドへ移行する計画を進めており、複数のEC2インスタンス間でファイルを自動的に同期させる必要があります。運用の簡素化とスケーラビリティを考慮した場合、最も適切な移行先のサービスはどれですか。
  • Amazon EFSを使用して、すべてのEC2インスタンスから同一のファイルシステムをマウントする構成とする
  • Amazon S3バケットを作成し、各EC2インスタンスにAWS CLIを使用したsyncスクリプトを配置する
  • Amazon FSx for Lustreを使用して、高性能な並列ファイルシステムを構築する
  • Amazon FSx for Windows File Serverを使用して、SMBプロトコルでファイル共有を実現する
解説 頻出度★★★★★
この問題は、「Linux(NFS)× 複数 EC2 からの同時アクセス × 運用の簡素化・自動スケール」の要件で、共有ファイルシステムそのものを提供するマネージドサービスを選び、rsync のような同期処理自体を不要にできるかがポイント
正解

A. Amazon EFSを使用して、すべてのEC2インスタンスから同一のファイルシステムをマウントする構成とする

Amazon EFS は NFS v4 に対応したフルマネージドの共有ファイルシステムで、複数の EC2 インスタンスから同一のファイルシステムを同時にマウントできる。
全インスタンスが同じ実体を見るため、rsync のような同期処理そのものが不要になり、運用が大幅に簡素化される。
容量はデータの増減に応じて自動的に拡張・縮小し、複数 AZ にデータが冗長化されるため、スケーラビリティと可用性の要件も同時に満たす。

B. Amazon S3バケットを作成し、各EC2インスタンスにAWS CLIを使用したsyncスクリプトを配置する

Amazon S3 はオブジェクトストレージであり、POSIX 準拠のファイルシステムとして直接マウントする用途には向かない。
各インスタンスに AWS CLI の sync スクリプトを配置する時点で「同期の仕組みを自前で運用し続ける」ことになり、rsync 運用からの脱却=運用の簡素化という要件に反する。
スクリプトの実行間隔中はインスタンス間でデータの不一致も生じる。

C. Amazon FSx for Lustreを使用して、高性能な並列ファイルシステムを構築する

Amazon FSx for Lustre は HPC・機械学習・メディア処理など、極めて高いスループットと低レイテンシが求められるワークロード向けの並列ファイルシステム。
Linux から共有マウントできる点は要件に合うが、本問は単純なファイル共有であり、コストと構成が過剰になる。
「コストを最適化した設計」を問う本問では、汎用共有には EFS を選ぶのが定石。

D. Amazon FSx for Windows File Serverを使用して、SMBプロトコルでファイル共有を実現する

Amazon FSx for Windows File Server は SMB プロトコルと Windows/Active Directory 前提のファイルサーバーサービス。
本問の対象は Linux サーバー(rsync 運用)であり、プロトコル・認証基盤ともにミスマッチ。
Linux から SMB マウント自体は可能だが、そのために AD の運用が必要になり、簡素化どころか運用負荷が増える。

これだけ覚える(記憶フック)
Linux で複数 EC2 のファイル共有なら Amazon EFS。「同期」ではなく「共有」に置き換えるのが正解。
正解への思考ルート 問題文から要件を抽出し、選択肢の適否を判断するのがポイントです。
要件 判断ポイント
Linux サーバー間のファイル共有(rsync を使用) Linux=NFS 系の共有ファイルシステムが前提。SMB/Windows 前提のサービスは対象外
→選択肢(D)を消す
複数の EC2 インスタンスからファイルを自動的に同期 「同期」を実装するのではなく、同一ファイルシステムを同時マウントして共有すれば同期自体が不要になる
→選択肢(A)は候補
運用の簡素化 自前の sync スクリプトを配り続ける構成は運用負荷が残り、要件に反する
→選択肢(B)を消す
スケーラビリティ/コスト最適化 EFS は容量が自動で伸縮。HPC 向けの高性能並列ファイルシステムはオーバースペックで割高
→選択肢(C)を消す
残った選択肢の確認(EFS を全 EC2 からマウント) NFS v4 対応・複数 AZ 冗長・容量自動拡張のフルマネージド共有ファイルシステム。rsync 運用そのものを廃止できる
→選択肢(A)が正解
ひっかけポイント
  • 「同期させる必要がある」という文言に引きずられてS3+sync スクリプトを選ばせるのが本問の罠。EFS なら共有によって同期処理そのものが消える
  • FSx for Lustre もLinux から使える共有ファイルシステムなので消しにくいが、用途は HPC・大規模解析。単純なファイル共有では過剰・高コスト
  • FSx for Windows File Server は名前どおりWindows/SMB 前提。「Linux サーバー」「rsync」というキーワードが出た時点で切れる
  • 「S3 はオブジェクトストレージ」=POSIX ファイルシステムではないという基本が問われている。マウント前提のアプリでは即座に候補から外す
出題バリエーション 同じ知識が本番では条件を変えて出題されます。
問題文がこう変わったら 正解はこう変わる
Windows Server 間で SMB のファイル共有を移行したい」 Amazon FSx for Windows File Server が正解に変わる。
HPC / 機械学習で S3 上の大量データを高スループットで処理したい」 Amazon FSx for Lustre(S3 リンク)が正解軸に。
「ファイルではなく静的コンテンツやバックアップを安価に保管したい」 Amazon S3(+ライフサイクル/Glacier)が正解に。
オンプレミスからクラウドへ一括でデータを転送・同期したい」 AWS DataSync(EFS/FSx/S3 への転送)が正解軸に。
「共有は不要で、1 台の EC2 に高 IOPS のブロックストレージが欲しい」 Amazon EBS(io2 等)が正解に。EFS/FSx は不要。
関連サービスの解説 Amazon EC2
Amazon Elastic File System (Amazon EFS)
Amazon FSx
Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)
AWS Command Line Interface (AWS CLI)
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No.5 解説
ある企業では、複数拠点のオンプレミス環境にあるLinuxサーバー間で、rsyncを使用してデータの同期を行っています。現在、このシステムをAWSクラウドへ移行する計画を進めており、複数のEC2インスタンス間でファイルを自動的に同期させる必要があります。運用の簡素化とスケーラビリティを考慮した場合、最も適切な移行先のサービスはどれですか。
  • Amazon EFSを使用して、すべてのEC2インスタンスから同一のファイルシステムをマウントする構成とする
  • Amazon S3バケットを作成し、各EC2インスタンスにAWS CLIを使用したsyncスクリプトを配置する
  • Amazon FSx for Lustreを使用して、高性能な並列ファイルシステムを構築する
  • Amazon FSx for Windows File Serverを使用して、SMBプロトコルでファイル共有を実現する

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